target audience: TECH SUPPLIER Publication date: Jun 2024 - Document type: Market Perspective - Doc Document number: # JPJ50702824
2024年 国内SMBネットワークサービス市場動向:企業WANとクラウド型セキュリティの利用実態と展望
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Abstract
本調査レポートは、企業のリモートワークの状況と、WAN(Wide Area Network)、インターネット接続およびクラウド型セキュリティの利用実態を、IDCが実施したネットワーク管理者に対するWebアンケート調査とITベンダーへの取材の結果を基に分析する。特に、SMB(Small and Medium-sized Business:中堅中小企業)における実態を従業員規模の観点から深掘りしている。WANでは、企業ユーザーの閉域網サービスへの信頼は依然として厚く、継続的な利用意向がうかがえる。利用するインターネット回線では、10Gbpsサービスと、1Gbps~10Gbpsの間に位置する中間帯域のサービスが存在感を示している。クラウド型セキュリティでは導入に進展が見られるが、SMBでのさらなる採用には、IT担当者の負担を低減するサプライヤー側の取り組みと、マーケティングにおけるその取り組みの訴求が重要とみている。
「従業員のオフィス回帰が進んだ一方、従来よりも少ない頻度ながらリモートワークを行う従業員も存在する。働く場所は分散したままであり、IT担当者にとって従業員のサポートは依然として困難である。通信事業者やネットワークサービスプロバイダーは、自社サービスが提供する、リモートワークユーザーのエクスペリエンスの最適化を実現する管理ツールを、優先的に訴求すべきである。また、クラウド型セキュリティでは、導入後のライフサイクルに渡る負担低減の仕組みを示すことで、サービスを継続利用するビジョンをSMBが持てるようにすべきである」とIDC Japan、Infrastructure & Devicesのシニアリサーチアナリストである水上 貴博は述べている。