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25 Dec 2018

国内DevOpsに関するユーザー調査結果を発表

Japan, 2018年12月25日 - IT専門調査会社 IDC Japan 株式会社(所在地:東京都千代田区九段北1‐13‐5、代表取締役社長:竹内正人、Tel代表:03-3556-4760)は、企業におけるDevOpsの実践状況に関する調査結果を発表しました。本調査では、企業のIT管理者を対象としたアンケート調査を2018年9月に実施し、515社から有効回答を得ました。IDCではDevOpsについて、「企業や組織がビジネスのスピード、品質、競争力などのケイパビリティを高めることを目標とし、複数のチームや担当者が共同でアプリケーションの開発から運用までのライフサイクルを効率化するための方法を取り入れ、それを実践すること」と定義しています。本調査ではDevOpsの実践有無に関わらず、DevOpsについて理解している企業を調査対象としています。

DevOpsの実践状況

DevOpsの実践状況について調査した結果(図1)、「IT組織全体で実践している」という企業は12.6%となり、2017年調査(2017年8月に実施)から6ポイント上昇しました。さらに「一部の部門/プロジェクトで実践している」は15.5%となりました。これらを合計した企業のDevOps実践率は28.1%となり、2017年調査の20.0%から大きく上昇しているという結果になりました。また、「実践する具体的な計画がある」と回答した企業も16.7%となっており、2019年はさらにDevOpsの実践率が上昇することが見込まれます。

最もDevOpsの実践率が高い業種はソフトウェア/システム開発業(ソフトウェアベンダー、システムインテグレーター)で37.4%、次に通信/サービスプロバイダー業(通信、クラウドサービス、インターネットコンテンツプロバイダー、メディア)で32.2%となり、IT関連企業がDevOpsの実践を牽引しています。IT関連企業以外の中では金融業で実践率が最も高く28.3%となりました。金融ではFinTechビジネスの開発が加速しており、FinTech向けWeb/モバイルアプリケーションについてDevOpsに取り組む企業が増加しているとみられます。

DevOpsにおけるクラウドサービス/コンテナ技術の採用

DevOpsを実践している企業の51.1%はDevOps環境の構築にパブリッククラウドサービスを使用しています。その中で主に使用されているクラウドサービスはMicrosoft Azure(使用率43.2%)、Amazon Web Services(同39.2%)、Google Cloud Platform(同25.7%)、IBM Cloud(同20.3%)になります(※1)。

DevOps環境にDockerやKubernetesなどのコンテナ技術を使用している企業は86.2%になりました。主に開発環境とテスト環境で採用されています。この結果から、DevOps環境ではコンテナ技術の活用が欠かせない存在になっていることが分かりました。

DevOps実践による成果

DevOpsを実践している企業に対して、現時点でDevOpsによるビジネス成果(売上、利益、顧客満足度の向上)がどの程度出ているかについて質問したところ(図2)、「期待以上に大きなビジネス成果が出ている」が11.7%、「期待通りのビジネス成果が出ている」が29.7%になり、それらを合計した41.4%の企業がDevOps実践によるビジネス成果が出ていることが分かりました。さらにビジネス成果を出している企業の30%以上が「DevOpsサイクルの内製化」「DevOpsエンジニアの獲得/育成」「DevOpsに対するビジネス部門の理解/協力」が成果を出すためには重要であることとして挙げています。

「DevOpsを実践する企業は拡大しているが、ビジネス成果につながっている企業はまだ半数にも満たない。成果を出していくためにはツールや技術の活用だけではなく、人材、組織、文化、プロセスをDevOpsに適合させていくことが重要である。これからDevOpsに取り組もうとしている企業や組織は、実践前にそうした点を確認しながら進めていく必要がある」とIDC Japan ソフトウェア&セキュリティ リサーチマネージャーである入谷 光浩 は述べています。

今回の発表はIDCが発行したレポート2018 年 国内 DevOps 市場 ユーザー動向調査 にその詳細が報告されています。本レポートでは、アンケート調査結果をもとに、国内企業におけるDevOpsの実践状況について集計/分析したものです。また、アプリケーションの開発状況やIT運用管理に関する調査結果も掲載しています。

※1:クラウドサービスを複数使用している場合も含みます。



<参考資料>

図1.DevOpsの実践状況に関するユーザー調査結果

Note: DevOpsについて理解している企業が対象

Source: IDC Japan, 12/2018



図2.DevOpsの実践効果に関するユーザー調査結果

n = 145

Note: DevOpsを実践している企業が対象

Source: IDC Japan, 12/2018

Coverage

Companies Covered

IBM, Amazon Web Services Inc., Google Inc., Microsoft Corporation


Regions Covered

Japan


Topics Covered

DevOps, Public cloud services


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