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09 May 2019

ビッグデータ/ビジネスアナリティクスソリューションの支出額は今年1,891億ドルに達し、2022年まで年間2桁の成長率が続く見通し

Japan, 2019年5月9日 - IT専門調査会社 IDC Japan 株式会社(所在地:東京都千代田区九段北1‐13‐5、代表取締役社長:竹内正人、Tel代表:03-3556-4760)は、全世界のビッグデータおよびビジネスアナリティクス(BDA)ソリューションの予測を発表しました。Worldwide Semiannual Big Data and Analytics Spending Guide によると、BDAの支出額は2018年~2022年の5年間の年間平均成長率(CAGR: Compound Annual Growth Rate)は13.2%と予測されています。2022年には全世界のBDAの支出額は2,743億ドルになると、IDCは予測しています。

「BDA支出額を増加させる最大の要因は、デジタルトランスフォーメーションです。経営レベルの取り組みは、現在のビジネス慣行の徹底的な見直しと、データと関連するアナリティクス、そしてインサイトに対するより迅速でより包括的なアクセスへの需要の高まりにつながっています」と、米国IDC Analytics and Information Management グループバイスプレジデントであるダン・ベセットは述べています。また、「企業はこのような需要を満たし、イノベーションを実現して競争力を保つために、最新のテクノロジーに投資する方向へ舵を切っています。BDAソリューションは多くの場合、そうした投資の核心部分です」と述べています。

2019年、BDA市場で最大のカテゴリは、ITサービス(775億ドル)と予測されています。次いで、サーバー&ストレージ(237億ドル)、ビジネスサービス(207億ドル)の順になる見通しです。ITサービスとビジネスサービスを合わせると、予測期間中におけるBDAの支出額の半分以上を占めると予測されます。これらのカテゴリは成長率でも上位です。ソフトウェアのカテゴリを見ると、上位2つのカテゴリは、エンドユーザクエリ/レポート/分析ツール(136億ドル)、およびリレーショナルデータウェアハウス管理ツール(121億ドル)と予測されています。支出額の成長率が最も高いBDAテクノロジーカテゴリは、ノンリレーショナル分析データストア(34.0%のCAGR)、およびコグニティブ/AIソフトウェアプラットフォーム(31.4%のCAGR)と予測されます。これらを含むソフトウェア分野の16カテゴリの2019年の支出額の合計は672億ドルと見込まれています。

導入形式としては、2019年、BDAソフトウェアの支出額の70%以上が、オンプレミスソリューションになる見通しです。ただし、パブリッククラウド経由のBDAソフトウェア配信は、5年の予測期間中、非常に高い成長率が見込まれ(32.3%のCAGR)、2022年には、BDAソフトウェアのビジネス機会の44%以上を占めるようになると予測されます。

「従来型のオンプレミス環境では、ビッグデータ技術の導入と管理が難しくなりがちです。それに加えて、データ量の爆発的な増加、この種のソリューションの拡張に伴う複雑性やコストを考えると、企業にとって頭の痛い問題になるのは想像に難くありません。一方、クラウドなら、そうした難題がある程度まで軽減されます。クラウドの利点である俊敏性、拡張性、柔軟性に加え、BDAによって得られる非常に優れた知見が、決定打と言うべきビジネス上のメリットとなり、BDAの採用を加速させています」と、米国IDC Customer Insights & Analysis バイスプレジデントのジェシカ・ゴエプファートは述べています。また、「クラウドによるBDAのビジネス機会のトレンドに注目すると、採用が最も活発な業界は、専門サービス、パーソナル/消費者向けサービス、そしてメディア業界の3つです。これら3つの業界では、ディスラプションが多発しており、高度なデジタル化の可能性を示しています。加えて、これらの分野には、規模は小さいが革新的な企業が多く見られます。今まではコストの問題やITの複雑性もあり、手が届かなかったテクノロジーの利用に対して意欲的な企業です」と述べています。

現時点でBDAソリューションへの投資額が最も大きい業界は、銀行、組立製造業、専門サービス、プロセス型製造業、そして連邦/中央政府です。これら5つの業界を合わせると、世界全体の今年のBDAの支出額の半分近く(914億ドル)に達する見通しです。BDAの成長率が最も高いと予測される業界は、証券/投資サービス(15.3%のCAGR)および小売(15.2%のCAGR)の2つです。小売業界は強力な成長率を背景に、2022年には連邦/中央政府を追い抜いて5番目に大きい業界になると予測されています。

地域別に見ると、最大の国別市場は米国です。今年は1,000億ドル近いBDAの支出額が見込まれ、他の地域に大差を付けています。日本と英国は、今年の支出額がそれぞれ96億ドル、92億ドルと予測され、次いで中国(86億ドル)、ドイツ(79億ドル)の順となっています。最も高い成長率が見込まれるBDA市場は、アルゼンチンとベトナムであり、5年間のCAGRがそれぞれ23.1%、19.4%と予測されています。第3位は中国で、19.2%のCAGRが予測されています。2022年には中国がBDAの支出額で世界第2位になる見通しです。

企業規模の観点から見ると、予測期間中におけるBDAの支出額の約3分の2が、大手企業(従業員1,000人以上)によるものとなる見通しです。中小企業(SMB)もBDAの支出額への貢献が大きいと予測され、世界全体の支出額の4分の1近くが、従業員500人未満の企業によるものとなる見通しです。

Worldwide Semiannual Big Data and Analytics Spending Guide は、BDAのビジネス機会について、地域別、業界別、企業規模別に評価したい企業ニーズに対応します。このSpending Guideは、19のテクノロジーおよびサービスカテゴリを対象に、19の業界、5段階の企業規模、53カ国に広がる支出額の予測を掲載しています。業界で行われている他の調査とは異なり、このSpending Guideは、IT意思決定者がBDA関連のビジネス機会について、現在および今後5年間にわたる、業界固有の分野や方向性を明確に把握できるように編集されています。



IDC Spending Guideについて

IDC Spending Guideは、主要テクノロジー市場の動向を、地域、産業、ユースケース、バイヤー、テクノロジーの観点から詳細に分析しています。IDC Spending Guideは、ピボットテーブル形式またはカスタムクエリツールによるセルフサービス型サービスとして提供され、ユーザーはデータのトレンドや関係を見ることによって、各市場に関する有益な情報を簡単に抽出することができます。



※本プレスリリースは2019年4月4日の米国IDC(マサチューセッツ州 フラミンガム)による発表の日本語訳をベースとしてします。

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