04 Jun 2019

国内エンタープライズIT市場予測を発表

Japan, 2019年6月4日 - IT専門調査会社 IDC Japan 株式会社(所在地:東京都千代田区九段北1‐13‐5、代表取締役社長:竹内正人、Tel代表:03-3556-4760)は、国内エンタープライズIT市場予測を発表しました。これによると2018年の国内エンタープライズIT市場規模は、前年比4.2%増の10兆1,441億円となりました。また、2018年~2023年の年間平均成長率(CAGR:Compound Annual Growth Rate)は3.4%で推移し、2023年の市場規模は11兆9,983億円になるとIDCは予測しています。

国内エンタープライズIT市場では、クラウドファースト戦略を実行するユーザー企業が増加しています。また、パブリッククラウドやホステッドプライベートクラウドを提供するために、サービスプロバイダーによる積極的な投資が継続しています。これらのことから、国内エンタープライズIT市場に占めるクラウド関連の売上額割合は、20.2%(2018年)から54.4%(2023年)になるとIDCは予測しています。

現在、国内市場ではデジタルトランスフォーメーション(DX)に対する関心が高まっています。しかし、現在の市場規模は限定的であり、その多くがデジタルサービス(主に一般消費者向けWeb/モバイルサービス)を提供するネット系企業の投資や、これらのIT基盤を提供するサービスプロバイダーの投資となっています。一方、企業におけるデータ駆動型ビジネスを実現するための投資は堅調に増加しています。今後、企業の「データ駆動型ビジネス/DX」に対する投資は、急速に拡大し、国内エンタープライズIT市場の成長を促進する重要な要因になるとIDCはみています。

国内エンタープライズIT市場では、ハイブリッド/マルチクラウド時代を迎え、ベンダー間の提携および競合環境は変化しています。また、データ駆動型ビジネス/DXの支援がベンダーの競争力強化に欠かせない要素となっています。「ベンダーがユーザー企業のDX支援を競争力として強化するためには、ソリューションの提供ではなく、ビジョンの共有とコミットメント、クラウドネイティブにおけるエコシステムの強化、サブスクリプションビジネスへの対応が重要である」と、IDC Japan ITサービスのリサーチディレクターである松本 聡 は述べています。

今回の発表はIDCが発行した国内エンタープライズ IT 市場予測、 2019 年~ 2023 年 にその詳細が報告されています。本レポートでは、国内エンタープライズIT市場を「従来型IT」と「クラウド:リプレイスメント/効率化」「クラウド:データ駆動型ビジネス/DX」」に区分して、従来型ITからクラウドへの移行動向や、DXが国内クラウド市場に与える影響を分析し、セグメント別に2019年~2023年の市場予測をまとめています。



<参考資料>

国内エンタープライズIT市場クラウド関連 売上額予測、2018年~2023年

Note: 国内エンタープライズIT市場クラウド関連 売上額には、ユーザー企業およびサービスプロバイダー向けの売上が含まれる

Source: IDC Japan, 6/2019

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