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26 Aug 2019

国内ページボリュームの動向を発表

Japan, 2019年8月26日 - IT専門調査会社 IDC Japan 株式会社(所在地:東京都千代田区九段北1‐13‐5、代表取締役社長:竹内正人、Tel代表:03-3556-4760)は、国内ページボリューム(プリンターや複合機からの出力されたページの総数)の動向を発表しました。これによると、2018年の国内ページボリュームは、前年比成長率マイナス2.9%の3,226億ページでした。内訳は、レーザー機器(※)からの出力が2,889億ページ(前年比成長率マイナス2.8%)、インジェット機器からの出力が338億ページ(前年比成長率マイナス4.3%)でした。IDCでは、今後、国内ページボリュームは緩やかに減少を続けるとみており、2018年~2023年のCAGR(Compound Annual Growth Rate:年間平均成長率)をマイナス1.6%、2023年のページボリュームを2,983億ページと予測しています。

機器セグメントごとに見ると、レーザー機器からのページボリュームは、2018年~2023年のCAGRでマイナス0.9%、2023年には2,764億ページとなると予測しています。レーザー機は、主にオフィスでのプリント業務に使用されています。オフィスにおいては、モバイル/クラウドの普及、各種文書の電子化、業務フローの電子化/自動化など、ページボリュームにマイナスの影響を与える複合要因が存在しています。また、働き方改革に伴う在宅勤務の普及や外出先/出張先でのモバイルワークの増大も、ページボリュームにマイナス影響を与えるとIDCでは考えています。一方で国内のオフィス環境において、紙を全く使用しないような働き方が広く普及しているわけではありません。こうしたことを総合し、IDCではレーザー機器の国内ページボリュームは、ゆるやかな減少が続くと考えています。

インクジェット機器からのページボリュームは、2018年~2023年のCAGRをマイナス8.3%、2023年には218億ページとなると予測しています。インクジェット機器は、主に家庭におけるプリントで使用されています。家庭では、ソーシャルネットワーキングサービスなどの普及によって年賀状の印刷が減少していること、スマートフォンの普及によってプリントする機会が減少したことなど、ページボリュームに対するマイナス要因が増えています。今後、家庭でのプリントがまったく無くなってしまうとは考えにくいものの、家庭でのプリント機会は、今後も大きく減少する傾向が続くとIDCでは考えています。

このように、IDCでは、国内ページボリュームは今後ゆるやかに減少、プリント環境をとりまくビジネス状況はますます厳しくなると考えています。IDC Japan イメージング, プリンティング& ドキュメントソリューション グループマネージャーの石田 英次 は「ページボリュームが減少する中で、ベンダーには家庭でのプリントニーズの掘り起こし、働き方改革による新たなワークスタイルを支援するプリント環境の提案などが求められる」と分析しています。

今回の発表はIDCが発行した2019 年 国内オフィス/ホームプリンティング市場 ページボリュームの動向 にその詳細が報告されています。本レポートでは、国内ページボリュームの動向と今後の予測について報告しています。

※レーザーカラー機はA4 Mono Speed 1~69ppm。レーザーモノクロ機はA4 Mono Speed 1~90ppm。



<参考資料>

国内ページボリューム予測、2014年~2023年

Note: レーザーカラー機はA4 Mono Speed 1~69ppm。レーザーモノクロ機はA4 Mono Speed 1~90ppm。2018年までは実績、2019年以降は予測

Source: IDC Japan, 8/2019

Coverage

Regions Covered

Japan


Topics Covered

Printers