13 Apr 2020

国内ネットワーク仮想化/自動化市場およびNFV市場予測を発表

Japan, 2020年4月13日 - IT専門調査会社 IDC Japan 株式会社(所在地:東京都千代田区九段北1‐13‐5、代表取締役社長:竹内正人、Tel代表:03-3556-4760)は、SDN(Software-Defined Network)に代表される国内ネットワーク仮想化/自動化市場と国内NFV(Network Functions Virtualization)市場に関する予測を発表しました。これによると、データセンターと企業ネットワーク向けを合計した国内ネットワーク仮想化/自動化市場は、2019年の572億円市場から、2024年にかけて年間平均成長率(CAGR:Compound Annual Growth Rate)8.2%で拡大を続けることが明らかになりました。

適用場所別で見ると、データセンターネットワークの仮想化/自動化市場は、安定した成長市場に変貌を遂げました。2010年代前半にネットワークにイノベーションをもたらす技術として注目されましたが、現在ではデータセンターネットワーク構築に有効な手段の一つと広く認知されています。安定成長市場にふさわしく、前年の20.9%からやや減速しているものの2019年の同市場の成長率は16.3%と二桁成長を続けています。今後もデータセンタープラットフォームおよびデータセンターネットワークの構築、運用における有用な手法としての役割を担いながら、新規と既存ユーザー双方からの需要によって、国内データセンターネットワーク仮想化/自動化市場は、2019年~2024年のCAGR 9.5%で成長を続けると予測しています。

また、企業ネットワークにおける仮想化/自動化市場は、2018年に、より現実的な課題解決と、一方では将来のネットワークの自動運転を見据えた仮想化/自動化を実現する市場へと舵を切りました。2019年は、そうした市場の転換点を乗り越えて安定した成長軌道に乗りつつあり、前年比成長率は前年からは低下したものの8.7%と成長市場らしい伸びを見せました。今後も企業ネットワーク仮想化/自動化市場は、2019年と同水準の成長を続け、2019年~2024年のCAGRで7.1%と堅調に拡大するとみています。

通信事業者ネットワークにおけるネットワーク機能の仮想化市場である国内NFV市場は、2018年までの停滞を打ち破り、2019年は前年比成長率169.5%で659億円に急伸しました。5Gのアーキテクチャを先取りした楽天モバイルのコアおよびRAN(Radio Access Network)への投資が、一つの起爆剤になったとIDCではみています。今後は楽天モバイルを含む国内MNO(Mobile Network Operator)による5G向け投資が本格化し、5G CoreおよびvRAN(virtual Radio Access Network)の展開によって国内NFV市場はもう一段高いレベルに引き上がると予測しています。同市場は、2019年~2024年のCAGR 16.0%で成長を続け、2024年には市場規模は1,384億円に達するとみています。

IDC Japan コミュニケーションズ グループマネージャーの草野 賢一 は「データセンターネットワーク仮想化/自動化ベンダーは、既存顧客維持と新規ユーザー獲得のいずれに対しても、マルチクラウドネットワーク仮想化ソリューションを戦術の中心に据えるべきである。オンプレミスのような自由が利かないパブリッククラウド環境で、しかもネットワーク管理方法の異なる複数のサービスを利用する際には、統合的な管理手段としてのマルチクラウドネットワーク仮想化ソリューションの有用性は大いに訴求できる」と述べています。

今回の発表はIDCが発行した国内ネットワーク仮想化/自動化市場予測、 2020 年~ 2024 年 にその詳細が報告されています。本調査レポートは、国内ネットワーク仮想化/自動化市場とNFV市場に関する2020年~2024年の市場予測と今後の展望を提供します。



<参考資料>

国内ネットワーク仮想化/自動化市場 支出額予測、2019年~2024年

Source: IDC Japan, 4/2020

Coverage

Regions Covered

Japan


Topics Covered

Networking virtualization