27 Apr 2020

国内企業向けネットワーク機器市場予測を発表

Japan, 2020年4月27日 - IT専門調査会社 IDC Japan 株式会社(所在地:東京都千代田区九段北1‐13‐5、代表取締役社長:竹内正人、Tel代表:03-3556-4760)は、企業向けイーサネットスイッチ、企業向けルーター、企業向け無線LAN機器で構成される国内企業向けネットワーク機器市場予測を発表しました。

2019年の国内企業向けネットワーク機器市場は、2018年に続きプラス成長を達成しました。2019年の前年比成長率は3.5%で、市場規模は2,456億9,200万円でした。2020年以降は、ネットワークアクセス手段として無線を第一に考える「ワイヤレスファースト」のさらなる浸透によって企業向け無線LAN機器市場は成長を続けます。同市場の2019年~2024年の年間平均成長率(CAGR:Compound Annual Growth Rate)は、支出額で4.8%と予測しています。一方で、イーサネットスイッチとルーター市場はマイナス成長に転じ、企業向けネットワーク機器市場全体の2019年~2024年の年間平均成長率(CAGR:Compound Annual Growth Rate)は、マイナス2.5%と予測しています。

また、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、経済状況の悪化や企業活動の低迷によって2020年の企業向けネットワーク機器市場に影響を与えるとみています。企業向け無線LAN機器市場は、GIGAスクール構想実現に向けた無線LAN環境整備や、Wi-Fi 6へのリプレイスの本格化といった力強い市場押し上げ要素はありますが、経済環境の悪化の影響を受け、支出額は2.7%の増加に留まるとみています。ルーターとイーサネットスイッチ市場はマイナス成長を見込んでいます。

マイナス成長に転じる企業向けルーターおよびイーサネットスイッチ市場にも、需要喚起が期待できる要素はあります。ルーター市場においては、10Gb光ブロードバンドサービスの本格化は、ルーターのリプレイス機会増加が期待できます。イーサネットスイッチ市場では、ワイヤレスファーストの動きを有線LAN環境見直しの機会と捉えることで、マイナスの要素もプラスに転化できるとIDCでは考えます。

IDC Japan コミュニケーションズ グループマネージャーの草野 賢一 は「企業向けイーサネットスイッチベンダーも、ワイヤレスファーストに最適化した有線LAN環境とは何かに応える提案を製品/販売戦略の中心に据えるべきである。そして、ワイヤレスファーストを脅威と捉えるのではなく、有線LAN環境刷新の貴重な機会と捉えるべきである」と述べています。

今回の発表はIDCが発行した国内企業向けネットワーク機器市場予測、 2020 年~ 2024 年 にその詳細が報告されています。本調査レポートは、企業向けイーサネットスイッチ、企業向けルーター、企業向け無線LAN機器で構成される国内企業向けネットワーク機器市場に関して、2020年~2024年の市場予測と今後の展望を提供します。



<参考資料>

国内企業向けネットワーク機器市場 支出額予測、2018年~2024年

Notes:

  • 企業向けルーター、企業向けイーサネットスイッチ、企業向け無線LAN機器の合計値
  • 本市場予測は、2020年3月末時点における新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響および見通しを考慮したものである

Source: IDC Japan, 4/2020

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