22 Jun 2020

国内ネットワーク機器市場シェアを発表

Japan, 2020年6月22日 - IT専門調査会社 IDC Japan 株式会社(所在地:東京都千代田区九段北1‐13‐5、代表取締役社長:竹内正人、Tel代表:03-3556-4760)は、イーサネットスイッチ、ルーター、企業向け無線LAN機器からなる国内ネットワーク機器市場について2019年のベンダーシェアを発表しました。これによると、シスコシステムズが2019年も51.6%のシェアを獲得し、国内ネットワーク機器市場における同社の強さが浮き彫りになりました。

企業向け市場で見ても、シスコシステムズは50%近いシェアを確保し、製品分野別でも、企業向けイーサネットスイッチ、企業向けルーター、企業向け無線LAN機器のすべての市場でトップシェアを獲得しています。さらに、多くのベンダーがマイナス成長に陥った通信事業者向けネットワーク機器市場でも、同社の成長は傑出しています。第4のMNO(Mobile Network Operator)として新規参入した楽天モバイルのネットワーク構築などが通信事業者向けルーターの売上増加に寄与し、同市場で70%近いシェアを獲得しました。

2019年の国内ネットワーク機器市場で注目すべきベンダーは、シスコシステムズ以外にも存在します。ヤマハは、企業の中小規模拠点などに配備されることが多いSOHOルーター市場において、売上額で2桁成長を達成しシェアは50%に迫っています。また、アライドテレシスは、企業向け無線LAN機器市場で上位ベンダーの中では突出した成長でシェアを伸ばしました。同社の無線LANを企業ネットワークの主役の一つに据えた戦略の転換と、その戦略を具現化する無線LANソリューションの拡充が、市場シェアの拡大につながったIDCではみています。さらに、データセンター向けイーサネットスイッチ市場では、アリスタネットワークスがシスコシステムズに次ぐベンダーとして盤石な地位を確立しています。

企業ネットワークにおいても、「所有から利用へ」の動きは以前よりも強まっており、マネージドネットワークサービスの強化を事業者は進めています。このような市場環境下において、「企業向けネットワーク機器ベンダーは、マネージドネットワークサービス事業者向けビジネスを重視する製品戦略への転換を検討すべきである。企業のマネージドサービス志向の高まりに伴って、ネットワーク機器市場に対する影響力が強まる中で、マネージドサービス事業者に選ばれる企業ネットワークソリューションとは何か、といった視点での製品開発がこれまで以上に重要になる」とIDC Japan コミュニケーションズのグループマネージャーである草野 賢一 は述べてい ます。

今回の発表はIDCが発行した国内ネットワーク機器市場シェア、 2019 年:高まるマネージドサービスの影響力 にその詳細が報告されています。本調査レポートは、2019年の国内ネットワーク機器市場に関する市場全体およびユーザーセグメント別ベンダーシェアに加えて、製品分野別のベンダーシェアとベンダー動向を提供します。



<参考資料>

国内ネットワーク機器市場 ベンダー別 支出額シェア実績、2019年



Note: 企業向けおよび通信事業者向けのルーター、企業向け無線LAN機器、企業向けおよび通信事業者向けのイーサネットスイッチの合計

Source: IDC Japan, 6/2020

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