29 Jun 2020

国内5Gネットワークインフラストラクチャ市場予測を発表

Japan, 2020年6月29日 - IT専門調査会社 IDC Japan 株式会社(所在地:東京都千代田区九段北1‐13‐5、代表取締役社長:竹内正人、Tel代表:03-3556-4760)は、国内5Gネットワークインフラストラクチャ市場予測を発表しました。

国内でも2020年3月から商用5Gサービスが始まりましたが、5Gサービス向けネットワークインフラストラクチャへの投資は、2020年以降に急速に拡大するとみています。国内5Gネットワークインフラストラクチャ市場における2020年の市場規模は、2,080億7,900万円と予測し、2019年~2024年の年間平均成長率(CAGR:Compound Annual Growth Rate)は54.6%で拡大するとみています。

5Gネットワークインフラストラクチャ市場を製品セグメント別でみると、RAN(Radio Access Network)が最大の投資先であり、2020年の5G向け全体の約85%を占めます。国内5G RAN市場は、2019年~2024年のCAGR 52.6%で成長し2024年には2,939億6,400万円に達すると予測しています。

5Gのトランスポートネットワークには、ルーターを中心とするパケットベースのネットワークが導入され始めています。5Gの真価を発揮するために必要とされるエンドツーエンドネットワークスライシングの実現や、オープンRANアーキテクチャにおけるフロントホール/ミッドホールの柔軟な構成に適しているためです。それを実現する国内5G向けルーター市場は、2019年~2024年のCAGRで43.2%、市場規模は2024年に338億2,200万円に達するとみています。

国内MNO(Mobile Network Operator)による5Gサービスの展開計画は、2019年4月に5G周波数が割り当てられた時点と比べて、前倒しの傾向が明らかになっています。そうした積極的な姿勢の一方で、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大の影響は、5Gサービス展開の懸念材料になっています。COVID-19の終息時期にもよりますが、2020年~2021年における5Gサービスの浸透やサービス基盤整備に少なからず影響を与えるとIDCではみています。

5G向けネットワークインフラストラクチャへの投資拡大で、活況を取り戻しつつある通信事業者向けネットワーク機器市場において、IDC Japan コミュニケーションズ グループマネージャーの草野 賢一 は、「通信事業者向けネットワークインフラストラクチャ市場は、通信事業者を頂点とするピラミッド構造から、ソフトウェアベンダーや半導体ベンダー、オープンソースコミュニティを含むベンダーと通信事業者が、有機的にかつフラットにつながる関係に変化してきている。こうした新たなエコシステムに適応し、関係性を構築できるかどうかが、ネットワーク機器ベンダーとしての競争力の差につながる」と述べています。

今回の発表はIDCが発行した国内 5G ネットワークインフラストラクチャ市場予測、 2020 年~ 2024 年:通信事業者向けルーター、イーサネットスイッチを含む にその詳細が報告されています。本調査レポートでは、国内5Gネットワークインフラストラクチャ市場に関する、2020年~2024年の予測と今後の展望を提供します。



<参考資料>

国内5Gネットワークインフラストラクチャ市場 支出額予測、2019年~2024年



Notes:

  • 本市場予測は、2020年5月末時点における新型コロナウイルス感染症の影響および見通しを考慮したものである
  • 5Gネットワークインフラストラクチャ市場は、5Gサービス基盤に用いる5G RAN、5Gコアネットワーク、ルーター、イーサネットスイッチ、光伝送装置で構成される

Source: IDC Japan, 6/2020

Coverage

Regions Covered

Japan


Topics Covered

Air interface, Ethernet switch, Routers