08 Jul 2020

国内外付型エンタープライズストレージ市場 2020年第1四半期実績を発表

Japan, 2020年7月8日 - IT専門調査会社 IDC Japan 株式会社(所在地:東京都千代田区九段北1-13-5、代表取締役社長:竹内正人、Tel代表:03-3556-4760)は、2020年第1四半期(1月~3月)の国内外付型エンタープライズストレージシステムの支出額(Value)実績を発表しました。これによると、2020年第1四半期の国内外付型エンタープライズストレージシステム支出額は559億1,400万円で前年同期比4.8%減となりました。

2020年第1四半期の外付型エンタープライズストレージシステム支出額のセグメント別内訳を見ると、メインフレーム向けが76億5,300万円で前年同期比43.2%増、オープン向けが482億6,100万円で同9.6%減となりました。メインフレーム向けが3四半期連続でプラス成長となる一方、オープン向けはハイエンドが大きく落ち込み、3四半期連続でマイナス成長となりました。

また、2020年第1四半期のオールフラッシュアレイ(AFA)支出額は、136億2,800万円で前年同期比6.6%減、四半期毎では2019年第3四半期に次ぐ2度目のマイナス成長となりました。また、オールHDDアレイは147億400万円で同18.2%減となりましたが、ハイブリッドフラッシュアレイ(HFA)は275億8,200万円で同5.3%増となりました。この結果、今期の国内外付型エンタープライズストレージシステム支出額に占めるAFAの比率は前年同期の24.8%から24.4%へ低下しました。

このようなオープン向けやAFAの低迷は、前年同期に相次いだ国内クラウドサービスプロバイダー向けのAFAの大型案件を補えるほどの売上が得られなかったことが影響しています。なお、今期については、COVID-19の感染拡大の影響によるものとみられる、受注時期や納期の遅延は限定的であったとみています。

2020年第1四半期における国内外付型エンタープライズストレージシステム売上額(Vendor Revenue)は528億800万円で、ベンダー別売上額の上位5社は富士通(シェア17.3%)、日立製作所(15.9%)、デルテクノロジーズ(14.6%)、NEC(9.9%)、IBM(9.2%)でした。

IDC Japan のエンタープライズインフラストラクチャ シニアマーケットアナリストである加藤 慎也 は「市場が基幹系システム向けを中心とした更新需要に下支えされる中、COVID-19の影響によってユーザーはインフラ支出の見直しを迫られている。安易に従来型システムの更新需要を優先してデジタルトランスフォーメーションへ向けた投資を抑制する傾向が続くと、競争力が低下し経済全体に悪影響を及ぼすことが懸念される。ストレージベンダーは、適切なインフラ利用を支援すべく、ハイブリッドクラウドや柔軟な支出モデルによる提案活動を一層強化すべきである」と分析しています。

今回の発表はIDCが発行した「国内エンタープライズストレージシステム市場 2020年第1四半期の分析」にその詳細が報告されています。

※外付型エンタープライズストレージシステム市場規模の算出には、ベンダー売上額(Vendor Revenue)にマージンを加算した支出額(Value)を使用しています。



<参考資料>

国内外付型エンタープライズストレージシステム市場の支出額推移、2018年第1四半期~2020年第1四半期

Source: IDC Japan, 7/2020

Coverage

Companies Covered

IBM, Fujitsu Limited, Dell Inc., Hitachi, Ltd., NEC Corporation


Regions Covered

Japan


Topics Covered

Serial ATA drive