30 Jul 2020

IT投資動向に関する国内CIO調査結果を発表

Japan, 2020年7月30日 - IT専門調査会社 IDC Japan 株式会社(所在地:東京都千代田区九段北1‐13‐5、代表取締役社長:竹内正人、Tel代表:03-3556-4760)は、国内ITサービス/アウトソーシングの利用実態について、ユーザー調査を行い、その集計/分析を行った結果を発表しました。ITサービス/アウトソーシングを利用している国内企業のCIOや情報システム部門長、またはそれに準じる立場の管理者、計1,467名を調査対象としています。

2020年の調査は5月上旬に実施しています。調査結果では、国内企業は従業員規模が大きくなるほどIT予算を増やす傾向にあり、2020年度のIT予算の計画では、従業員1,000人以上の企業の49.0%が増やす予定であると回答しました(図参照)。一方で新型コロナウィルス感染症(COVID-19)による業績への影響は、規模が大きい企業ほど「悪影響が大きい」とみる傾向にあり、全体では60%以上の企業が直近(5、6、7月)の売上が減少すると回答しています。国内企業はCOVID-19による業績悪化を懸念していながらもIT予算は増やしていく企業が多く、企業にとってより一層ITの重要性が高まっていると共に、COVID-19による影響を、ITを活用することで乗り越えようとする姿勢もうかがえます。

COVID-19による影響を踏まえた上で、中期的(3年後)にIT投資額が増加すると思われるテクノロジー領域についてたずねた結果では、2019年度に投資したテクノロジー領域に比べると、5GやAI/機械学習/コグニティブ、ロボティクスといった技術への投資が増加するとした回答が、企業の従業員規模に関わらず多くなりました。COVID-19による影響を経て遠隔操作や自動化、テレワークが普及することに対応するためのテクノロジー投資が増えると考えている企業が多いと想定されます。

これらを踏まえると、国内企業、特に大企業ではCOVID-19によってもたらされる課題に対し積極的にIT投資を行い、テクノロジーを活用することで乗り越えようとする志向が強いことが想定されます。IDC JapanのITサービスのマーケットアナリストである井辺 将史 は「国内サービスベンダーは、企業の自動化のニーズがより一層高まることを明確に認識し、DXを支援するテクノロジーの中でも、特に自動化を促すAIやロボティクスといったテクノロジーに対して、より一層の高度化を図る必要がある」と述べています。

今回の発表はIDCが発行した2020 年 国内 CIO 調査: IT サービス / アウトソーシング利用実態 にその詳細が報告されています。本レポートでは、アンケート調査結果をもとに、国内企業におけるITサービス/アウトソーシング利用実態について集計/分析しています。また、COVID-19によるテクノロジー投資動向の変化などについての調査結果も掲載しています。



<参考資料>

Q. 2019年度と比較して2020年度のIT予算の増減はどのくらいになる予定ですか?(※従業員規模別で調査)

Note: 「分からない」の回答を除く

Source: IDC Japan,7/2020



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