26 Aug 2020

国内データセンターサービス市場予測を発表

Japan, 2020年8月26日 - IT専門調査会社 IDC Japan 株式会社(所在地:東京都千代田区九段北1‐13‐5、代表取締役社長:竹内正人、Tel代表:03-3556-4760)は、国内データセンターサービス(顧客企業の情報システムを情報サービス事業者のデータセンター内で運用監視するサービス)市場の最新予測を発表しました。これによると2020年の国内データセンターサービス(DCサービス)市場は、前年比2.9%増の1兆4,518億円となる見込みです。また、2019年~2024年の年間平均成長率(CAGR:Compound Annual Growth Rate)は9.1%と、高い成長率が維持されるとIDCではみています。その結果、2024年の市場規模は2兆1,828億円となると予測しています。

COVID-19の影響によりユーザー企業の一部では、DCサービスの導入やそれに関連したインフラ投資を先送りする傾向が見られ、2020年の前年比成長率は2.9%と低水準になります。しかしその一方で、外出自粛の影響により企業活動がオンラインで処理されるようになっているため、クラウドサービスやホスティングサービスの需要が増加しています。こうしたサービスの提供のためにDCを利用する傾向が強まるため、2021年の前年比成長率は8.1%へ上昇するとIDCでは見ています。

DCサービス市場には、クラウド系サービスと非クラウド系サービスがあります。クラウド系サービスとは、アマゾン、マイクロソフト、グーグルなどが提供するクラウドサービスや、そうしたクラウドサービスのサーバーに稼働環境を提供するサービスを指します。また、非クラウド系サービスとは、従来型のWebホスティングや業務システムアウトソーシングなどを指します。国内企業の多くが、自社のITインフラ(サーバー、ストレージなど)をクラウドサービスに移行させる傾向にあるため、DCサービスの利用形態も従来型のサービスからクラウド系サービスにシフトしています。その結果、国内DCサービス市場では、クラウド系サービスの伸びがその成長の牽引役となっており、2021年には国内DCサービス市場の半分以上をクラウド系サービスが占めることになります。

クラウドサービス拠点としての大規模DC需要は増加傾向が続きます。「拡大するキャパシティ需要に対応するための大規模建設投資が継続すると同時に、用地や電力の確保が課題となる」と、IDC Japan ITサービス リサーチマネージャーの伊藤未明 は分析しています。

今回の発表はIDCが発行した国内データセンターサービス市場予測、 2020 年~ 2024 年 にその詳細が報告されています。本レポートでは、データセンターサービス市場を、事業者の種類(SI/ITベンダー、通信事業者、DC専業事業者)別に算出しているだけでなく、データセンターの所在地の地域別の予測データも掲載しています。



<参考資料>

国内データセンターサービス市場 売上額予測: 2019年~2024年



Note:    2019年は実績値、2020年以降は予測

Source: IDC Japan, 8/2020

Coverage

Regions Covered

Japan


Topics Covered

Enterprise server, Hosting infrastructure services