03 Sep 2020

国内ネットワーク仮想化/自動化プラットフォーム市場シェアを発表

Japan, 2020年9月3日 - IT専門調査会社 IDC Japan 株式会社(所在地:東京都千代田区九段北1‐13‐5、代表取締役社長:竹内正人、Tel代表:03-3556-4760)は、SDN(Software-Defined Network)に代表されるネットワーク仮想化/自動化の主要構成要素である国内ネットワーク仮想化/自動化プラットフォーム市場に関する2019年のベンダーシェアを発表しました。これによると、2019年もヴイエムウェアとシスコシステムズが同市場をリードし、売上、シェア共に伸ばしたことが分かりました。

ヴイエムウェアは、2019年も国内ネットワーク仮想化/自動化プラットフォーム市場におけるリーディングベンダーの地位を保ちました。同社のVMware NSX Datacenterをすでに導入している顧客が、これまでの実績と導入効果を評価し、新たなデータセンターへの展開やプラットフォーム更新時に導入を拡大しており、これが成長につながっています。ネットワーク仮想化/自動化プラットフォーム市場を提供形態別で分類したNVO(Network Virtualization Overlay)ソフトウェア市場において、2019年は76.9%のシェアを占めています(図参照)。

もう一つのリーディングベンダーであるシスコシステムズのネットワーク仮想化/自動化ソリューションは、データセンターネットワーク向けのCisco ACIと企業ネットワーク向けのCisco DNA Centerの2本柱で構成されています。2019年は、いずれのソリューションも売上を伸ばし、シェア拡大に寄与しました。Cisco ACIは、データセンターネットワーク向けで安定した地位を保っています。また、Cisco DNA Centerは、同ソリューションが実現するIntent-based Networkingに対する顧客からの共感が広がっていることに加えて、より身近な課題解決やネットワーク運用管理効率化を目的とする導入も成長を牽引しています。

データセンターネットワークでは、拡張性や柔軟性、迅速性を高めるIPファブリックやEVPN(Ethernet VPN)-VXLAN(Virtual eXtensible LAN)の活用が進んでいます。そのような中では、レイヤー3ファブリックにいち早く取り組んできたアリスタネットワークスが存在感を高め、さらにはIPファブリック/EVPN-VXLAN構築、運用に特化したアプストラのような専業ベンダーも登場しています。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大は、ネットワーク仮想化/自動化プラットフォーム市場にも影響を及ぼし始めています。そして、企業の働き方やオフィスに対する考え方の急速な変化によって、「ポストコロナ」時代におけるネットワークの在り方が問われ始めています。IDC Japan コミュニケーションズのグループマネージャーである草野 賢一 は、「ネットワーク仮想化/自動化ベンダーは、ポストコロナで見込まれるクラウドシフトの加速やリモートワークの常態化に適合したネットワークの姿を描き出すべきである。そして、「クラウド中心」「リモートワークとオフィスに同等のセキュリティと快適性」を、ネットワーク仮想化/自動化ソリューションがどのように実現できるのかをいち早く市場に打ち出すことが求められている」と述べています。

今回の発表はIDCが発行した国内ネットワーク仮想化/自動化プラットフォーム市場シェア、 2019 年:「ポストコロナ」に向けて急速に迫られる戦略転換 にその詳細が報告されています。本調査レポートは、国内ネットワーク仮想化/自動化市場の主要構成要素であるネットワーク仮想化/自動化プラットフォーム市場の2019年のベンダーシェアとベンダー動向を分析しています。



<参考資料>

国内NVOソフトウェア市場、コントローラーアプライアンス市場 ベンダー別 売上額シェア、2019年



Notes:

  • IDCの推定
  • NVO Software(Network Virtualization Overlay Software)ネットワーク仮想化オーバーレイソフトウェア
  • Controller Appliance:主たるフォームファクターがハードウェアアプライアンスのネットワーク仮想化/自動化コントローラー

Source: IDC Japan, 9/2020

Coverage