14 Sep 2020

国内パブリッククラウドサービス市場予測を発表

Japan, 2020年9月14日 - IT専門調査会社 IDC Japan 株式会社(所在地:東京都千代田区九段北1‐13‐5、代表取締役社長:竹内正人、Tel代表:03-3556-4760)は、国内パブリッククラウドサービス市場予測を発表しました。これによると2020年の国内パブリッククラウドサービス市場規模は、前年比15.3%増の1兆89億円になると予測しています。また、2019年~2024年の年間平均成長率(CAGR:Compound Annual Growth Rate)は18.6%で推移し、2024年の市場規模は2019年比2.4倍の2兆567億円になるとIDCは予測しています。

国内市場では、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行によって、「テレワークの導入」「デジタルビジネスの強化」などの喫緊の業務課題を解決するためにパブリッククラウドサービスを活用する企業が増加しています。一方、多くの企業がIT投資を抑制しており、導入プロジェクトの遅延も見られ、2020年の国内パブリッククラウドサービス市場は、成長が鈍化しています。

現在、継続的に、多様かつ大きな変化が短期間に起こる「ネクストノーマル」時代を迎えようとしています。そのため、業務を維持するための「事業継続」から、市場環境の変化に対応する「ビジネスレジリエンスの強化」へと、これまで以上にIT、特にクラウドの活用を検討する企業が増加しています。また、多くの企業がDX(デジタルトランスフォーメーション)やデータ駆動型ビジネスに対する意識を高めています。ビジネスレジリエンスの強化とDX/データ駆動型ビジネスを抱合した「クラウドジャーニー」を中核として、IT戦略を強化する企業が見られます。しかし、クラウドジャーニーでは、「文化」「組織」「人材/スキル」の変革や強化が重要となるために、企業には多くの課題があります。また、企業のクラウドジャーニーを支援するベンダーの体制も十分ではありません。2021年の国内パブリッククラウドサービス市場は需要の拡大に対して、これらの課題によって成長が抑制されるとIDCはみています。一方、2022年以降は、人材/スキルの不足を補うツールの発展や産業ノウハウの活用したソリューション化が進み、国内パブリッククラウドサービス市場は成長を加速させるとIDCは予測しています。

COVID-19の影響によって、企業のDX/データ駆動型ビジネスに対する意識は高まっており、クラウドあるいはベンダーに対する期待も変化が見られます。「ベンダーは、製品/サービスの機能の強化だけではなく、企業のクラウドジャーニーを包括的に支援する体制の整備が重要となる」と、IDC Japan ITサービスのリサーチディレクターである松本 聡 は分析しています。

今回の発表はIDCが発行した国内パブリッククラウドサービス市場 産業分野別予測、 2020 年~ 2024 年 にその詳細が報告されています。本レポートでは、国内パブリッククラウドサービス市場の概況や動向を分析し、セグメント別に2020年~2024年までの市場予測をまとめています。



<参考資料>

国内パブリッククラウドサービス市場 売上額予測、2019年~2024年

Source: IDC Japan, 9/2020

Coverage

Regions Covered

Japan


Topics Covered

Digital transformation, Public cloud services