15 Sep 2020

国内データセンター向けイーサネットスイッチ市場予測を発表

Japan, 2020年9月15日 - IT専門調査会社 IDC Japan 株式会社(所在地:東京都千代田区九段北1‐13‐5、代表取締役社長:竹内正人、Tel代表:03-3556-4760)は、国内データセンター向けイーサネットスイッチ市場予測を発表しました。

配備モデル別に見た国内データセンター向けイーサネットスイッチ市場は、プライベートおよびパブリッククラウド向けイーサネットスイッチの2019年~2024年の年間平均成長率(CAGR:Compound Annual Growth Rate)が、それぞれ1.7%、マイナス0.7%であるのに対して、クラウド以外のトラディショナルデータセンター向けは、マイナス7.7%と大きく減少すると予測しています。その結果、データセンター向けイーサネットスイッチ市場全体の2019年~2024年のCAGRは、マイナス3.6%とIDCでは予測しています。

データセンター向けイーサネットスイッチ市場は変化を続けています。最も大きな変化は、アプリケーション/ワークロードのクラウドシフトと、それに伴う購入者の変化です。クラウドシフトの進展に伴って、イーサネットスイッチの配備先も、トラディショナルなデータセンターから、パブリッククラウドやプライベートクラウドに重心が移っています。そして、グローバルスケールのクラウド事業者が、データセンター向けイーサネットスイッチの購買力を高めています。

もう一つの市場変化は、パブリッククラウド事業者を始めとするハイパースケーラーの影響力拡大がもたらしたデータセンターネットワークアーキテクチャの変化です。ハイパースケーラーが求める拡張性、導入の迅速性、リソースの効率化利用を実現するデータセンターネットワークアーキテクチャとして導入してきたLeaf & Spineアーキテクチャやレイヤー3ファブリックが、より広いユーザー層に普及してきています。

また、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大の影響は、データセンター向けイーサネットスイッチ市場にも及んでいます。短期的には、オンプレミスの企業ITシステム向けを中心に市場が大きく落ち込むと予測しています。2020年のトラディショナルデータセンター向けイーサネットスイッチの前年比成長率はマイナス16.1%、より成長の潜在力の高いプライベートクラウド向けもマイナス5.4%と初めてマイナス成長に転じると予測しています。

IDC Japan コミュニケーションズ グループマネージャーの草野 賢一 は「データセンター向けイーサネットスイッチベンダーは、ポストコロナ時代に適合したオンプレミスデータセンター向け製品戦略構築を進めるべきである。簡易で廉価なレイヤー3ファブリック構築ソリューションの強化に加えて、レイヤー3ファブリックに移行できない、または移行しない企業に対して、トラディショナルなデータセンターネットワークアーキテクチャに対応した製品を提供し続けるいわゆる「逆張り」戦略も取り得る戦略である」と述べています。

今回の発表はIDCが発行した国内データセンター向けネットワーク機器市場予測、 2020 年~ 2024 年 にその詳細が報告されています。本調査レポートは、データセンター向けイーサネットスイッチに加え、ADC(Application Delivery Controller)市場の2020年~2024年の市場予測と今後の展望を提供します。また、ホットトピックスの一つであるホワイトボックススイッチ市場についても分析しています。



<参考資料>

国内データセンター向けイーサネットスイッチ市場 支出額予測、2018年~2024年



Notes:

  • 企業および事業者のデータセンターに配備されたと推定されるイーサネットスイッチの支出額
  • 本市場予測は、2020年7月末時点における新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響および見通しを考慮したものである

Source: IDC Japan, 9/2020

Coverage

Regions Covered

Japan


Topics Covered

Application delivery, COVID-19, Ethernet switch