10 May 2021

国内ネットワーク仮想化/自動化市場およびNFV市場予測を発表

Japan, 2021年5月10日 - IT専門調査会社 IDC Japan 株式会社(所在地:東京都千代田区九段北1‐13‐5、代表取締役社長:竹内正人、Tel代表:03-3556-4760)は、SDN(Software-Defined Network)に代表される国内ネットワーク仮想化/自動化市場と国内NFV(Network Functions Virtualization)市場に関する予測を発表しました。これによると、データセンターと企業ネットワーク向けを合計した国内ネットワーク仮想化/自動化市場は、2020年の562億円市場から、2025年にかけて年間平均成長率(CAGR:Compound Annual Growth Rate)4.6%で拡大を続けることが明らかになりました。

これまで高い成長を続けてきた国内ネットワーク仮想化/自動化市場ですが、2020年は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)感染拡大の影響を受けて、マイナス成長に転じました。データセンターのネットワーク仮想化/自動化市場でマイナス5.5%、企業ネットワークにおけるネットワーク仮想化/自動化市場でマイナス10.8%の前年比成長率でした。コロナ禍で経済状況、ビジネス状況が不透明になる中で、オンプレミスのITインフラに対する投資を企業が抑制したことや、ネットワーク更新プロジェクトの延期や保留などが影響しました。

一方で、COVID-19以前とは異なる新たな社会「ネクストノーマル」において、ネットワーク基盤に不可欠なものとしてネットワーク仮想化/自動化の活用は進むとIDCではみています。データセンターITインフラストラクチャのモダナイゼーションと効率化の追求を原動力として、国内データセンターネットワーク仮想化/自動化市場は、2020年~2025年のCAGR 4.5%で成長すると予測しています。また、企業ネットワークの運用管理において省人化、遠隔化、自動化がいっそう求められる中では、それを実現する企業ネットワーク仮想化/自動化の必要性も高まるとみています。国内企業ネットワーク仮想化/自動化市場の2020年~2025年のCAGRは、4.7%と予測しています。

通信事業者ネットワークにおけるネットワーク機能の仮想化市場である国内NFV市場も、MNO(Mobile Network Operator)の5G サービス用設備投資を原動力に、堅調に成長を続けるとIDCでは考えています。同市場の2020年~2025年のCAGRは、6.6%と予測しています。5G SA(5G Standalone)に基づいたサービスの開始に向けた5G Coreの導入や、RAN(Radio Access Network)の仮想化の進展が、国内NFV市場拡大の鍵を握るとIDCではみています。

DXの加速や働き方の変革、オフィスの在り方の再考などネクストノーマルで起こる企業におけるさまざまな取り組みにおいて、それを支えるネットワーク基盤としてネットワーク仮想化/自動化は有用だとIDCでは考えています。IDC Japan コミュニケーションズのグループマネージャーである草野 賢一 は、「ネットワーク仮想化/自動化ベンダーは、ネクストノーマルをネットワーク仮想化/自動化の有用性を訴求する好機とすべきである。顧客とネクストノーマルにおけるネットワークの在り方を議論する中で、ネットワーク仮想化/自動化がもたらす効率化や、これからの働き方への適合性を訴求していくべきである」と述べています。

今回の発表はIDCが発行した国内ネットワーク仮想化/自動化市場予測、 2021 年~ 2025 年 にその詳細が報告されています。本調査レポートは、国内ネットワーク仮想化/自動化市場とNFV市場に関する2021年~2025年の市場予測と今後の展望を提供します。



<参考資料>

国内ネットワーク仮想化/自動化市場 支出額予測、2019年~2025年



Source: IDC Japan, 5/2021

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