14 Jun 2021

国内ネットワーク機器市場シェアを発表

Japan, 2021年6月14日 - IT専門調査会社 IDC Japan 株式会社(所在地:東京都千代田区九段北1‐13‐5、代表取締役社長:竹内正人、Tel代表:03-3556-4760)は、イーサネットスイッチ、ルーター、企業向け無線LAN機器からなる国内ネットワーク機器市場について2020年のベンダーシェアを発表しました。

2020年の国内ネットワーク機器市場は、商用5Gサービス開始やGIGAスクール構想、そして新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大といったさまざまな要因の影響を受けました。とりわけ、GIGAスクール構想は企業向けネットワーク機器市場を力強く牽引し、ネットワーク機器市場のベンダーランドスケープに変化をもたらしました。

このような変化の激しい2020年の国内ネットワーク機器市場において、シスコシステムズが48.3%と半数近いシェアを押さえ不動の地位を保ちました。GIGAスクール向けでは、豊富な導入実績とクラウド管理型ソリューションやWi-Fi 6対応製品を始めとする製品力の高さを生かし成功を収めました。また同社は通信事業者向け市場でも、5Gサービス向けルーター、イーサネットスイッチでこれまでのところ最も成功を収めているベンダーとして高いシェアを獲得しました。

シスコシステムズ以外にも、GIGAスクール向けビジネスで成功を収めたアライドテレシスと日本ヒューレット・パッカード(HPE)が2020年は躍進しました。アライドテレシスは、それまでに築き上げていた顧客との良好な関係性を生かした適切なネットワークの提案とスムーズな展開がGIGAスクール向けビジネスでの成功の鍵を握りました。また、近年注力してきた無線LANソリューションの強化も功を奏しました。HPEも、クラウド管理型ソリューションとWi-Fi 6対応製品を武器に、GIGAスクール向けで成功したベンダーの一つになりました。GIGAスクール向け以外でも、顧客やパートナー基盤の拡大によって企業向けイーサネットスイッチおよび無線LAN機器市場でシェアを伸ばしました。

GIGAスクール構想は、2020年の企業向けネットワーク機器市場に大きな恩恵をもたらしました。一方で特需後の2021年以降は、厳しい市場環境が予測されます。「GIGAスクール向けビジネスで成功した企業向けネットワーク機器ベンダーも、期待に届かなかったベンダーも、そこで得た製品、パートナー、顧客との関係性に対する経験を、2021年以降の企業向けネットワーク機器市場での競争に生かすべきである。特にGIGAスクール向けで十分な成功に至らなかったベンダーは、製品展開や顧客との関係性構築の遅れといった要因をどのように改善し、次の機会にどのように備えるかを十分議論すべきである」とIDC Japan コミュニケーションズのグループマネージャーである草野 賢一 は述べてい ます。

今回の発表はIDCが発行した国内ネットワーク機器市場シェア、 2020 年: GIGA スクールが成否を分ける にその詳細が報告されています。本調査レポートは、2020年の国内ネットワーク機器市場に関する市場全体およびユーザーセグメント別ベンダーシェアに加えて、製品分野別のベンダーシェアとベンダー動向を提供します。



<参考資料>

国内ネットワーク機器市場 ベンダー別 支出額シェア実績、2020年



Note: 企業向けおよび通信事業者向けのルーター、企業向け無線LAN機器、イーサネットスイッチの合計

Source: IDC Japan, 6/2021

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