02 Sep 2021

2021年第2四半期の国内トラディショナルPC市場実績値を発表

Japan, 2021年9月2日 - IT専門調査会社 IDC Japan 株式会社(所在地:東京都千代田区九段北1‐13‐5、代表取締役社長:竹内正人、Tel代表:03-3556-4760)は、日本国内におけるトラディショナルPC市場出荷実績値について発表しました。これによると、国内トラディショナルPC市場の出荷台数は、2021年第2四半期(4月~6月)で328万台、前年同期比は17.3%減となりました。

2021年第2四半期の国内トラディショナルPC市場は、1年ぶりに前年同期比でマイナスへ転じました。この1年間はGIGAスクール構想や、新型コロナウイルス感染症への対応で在宅勤務やオンライン学習などが拡大したことによりノートブックPC需要が伸長しましたが、当該四半期にはそれらの需要が一段落したこと、またCPU、ディスプレイ、ICチップなどの部材不足によって需要の一部を逃したことなどが背景にあると考えられます。法人市場ではデスクトップPCからノートブックPCへのシフトが進んでおり、デスクトップPCはWindows 10へのマイグレーションが落ち着いた2020年第1四半期からマイナス成長が続いていますが、当該四半期にはノートブックPCがスローダウンしたことによって法人市場全体で前年同期比が二桁減となりました。家庭市場はWindows 10へのマイグレーション、感染症対策、GIGAスクール構想など波及効果などがドライバーとなり2018年第4四半期から前年同期比でプラス成長が続いていましたが、これらの需要が落ち着いてことから当該四半期にはついにマイナスへと転じました。部材不足によってニーズのあるモデルを供給できなかったことも原因と考えられます。

2021年第2四半期のカンパニー別の出荷台数シェア上位5社は、レノボ/NEC/富士通グループがトップで36.8%、2位は日本HPが16.0%、3位はデルの14.1%、続いてアップルが8.6%、シャープ(ダイナブック)が7.3%となりました。前年同期比でみると、増加したのはM1チップ搭載のノートブックとデスクトップが好調なアップルのみで、レノボ/NEC/富士通グループ、日本HP、デルの上位3カンパニーは20%以上落ち込みました。GIGAスクール構想の対象が小中学校から高校に移行したことに伴う需要規模の減少や部材不足によって需要をタイムリーに取り込むことができなかったことが影響していると思われます。

IDC Japan PC, 携帯端末&クライアントソリューション グループマネージャーの市川 和子 は「トラディショナルPC市場の刺激材料はWindows 11であるが、どれほどのアップリフト効果があるかについては慎重に見極めたい」とコメントしています。

今回の発表はIDCが発行する「国内PC市場2021年第2四半期の分析(IDC# J21201309)」にその詳細が報告され、2011年第1四半期~2021年第2四半期の国内PC市場実績値が掲載されます。本調査は、IDCが実施したPCベンダー調査、ユーザー調査、販売チャネル調査などをもとに、独自の分析を行い算出したものです。ここでいう国内のトラディショナルPC市場には、デスクトップPC、ノートブックPC、ワークステーションが含まれています(x86サーバーは含まれていません)。IDCではより正確な情報を提供するため、過去の実績を含むデータの見直しを随時行っております。そのため、本発表で用いられる数値はIDCが過去に発表したものと異なることがあります。

注*1:カンパニーとは、IDCの調査レポート期間において、期間内に発生した買収・統合の結果を反映する財務・法務的な企業ないし企業グループである。

注*2:IDCの定義上は、当該法人のカンパニー名はシャープである。日本におけるプレスリリースに限り、ダイナブックを括弧付きで併記している。



<参考資料>

2021年第2四半期 国内トラディショナルPC出荷台数 トップ5カンパニーシェア

Source: IDC Japan, 9/2021

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