04 Nov 2021

在宅勤務、セキュリティ、クラウドシフトに企業ネットワーク管理者の強い課題意識~国内ネットワーク機器市場 企業ユーザー動向調査結果を発表

Japan, 2021年11月4日 - IT専門調査会社 IDC Japan 株式会社(所在地:東京都千代田区九段北1‐13‐5、代表取締役社長:竹内正人、Tel代表:03-3556-4760)は、国内企業ユーザーのネットワークに関する「2021年 企業ネットワーク機器利用動向調査」の調査結果を発表しました。同調査は、国内企業517社を対象に、インターネットブレークアウトの導入検討状況やネットワーク運用管理における課題など企業ネットワークの現在と未来について調査したものです。

今回の調査では、在宅勤務への対応など急激な変化への対応に追われた2020年と比べると企業のネットワーク管理部門も落ち着きを取り戻しつつある一方で、引き続き在宅勤務とセキュリティおよびクラウドシフトに強い課題意識があることが分かりました。今後対応すべき課題として、在宅勤務のネットワーク品質向上やセキュリティ脅威への対応に加えて、在宅勤務におけるセキュリティやクラウドシフトへのネットワークの対応が上位に挙がりました(図参照)。また、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大以降、ネットワーク管理の省人化意識が高まっていることや、フリーアドレス/無線LAN化を促進していることも分かりました。

また、企業の拠点やリモートアクセス端末から直接インターネットに接続するインターネットブレークアウトに対する期待が高いことも明らかになりました。インターネットブレークアウトを導入または検討している回答者は約7割に達し、一般的に拠点数が多くトラフィックも多い大企業の導入意向が高いことが分かりました。さまざまなインターネットブレークアウトの導入形態の中では、セキュリティアプライアンスを新たに導入する形態が最も優勢で、新たな装置を導入してインターネットブレークアウトを実現しようと多くの企業が考えていることが分かりました。

市場に浸透しつつあるクラウド管理型ネットワークソリューションについても調査しています。2021年の調査では、クラウドからネットワーク機器を管理するクラウド管理型ネットワークを5割強の回答者が導入してみたいと考えていることが明らかになりました。また、クラウド管理型ネットワークがもたらす利便性の中では、遠隔地のネットワーク機器の管理に最も多くの企業がメリットを感じており、クラウド管理型ネットワークの訴求ポイントは固まりつつあると言えます。

AIや機械学習をネットワーク運用管理に取り入れる動きが進んでおりますが、本調査でも約9割の回答者が有効であると認識していることが分かりました。「AIや機械学習の活用によって、障害発生時の自律的回復や予兆検知、トラブルシューティングのサポートといった障害発生を起こさない、または迅速かつ低負荷で回復できることが期待されている。ネットワーク運用管理の省人化に寄与する有効な技術の一つとして、より多くの企業がその利便性を享受できるように、企業向けネットワーク機器ベンダーは幅広いAI/機械学習を活用したソリューション開発に注力すべきである」とIDC Japan コミュニケーションズ グループマネージャーの草野 賢一 は述べています。

今回の発表はIDCが発行した2021 年 国内ネットワーク機器市場 企業ユーザー調査 にその詳細が報告されています。本調査レポートは、企業ネットワークにおける無線LANやネットワーク仮想化/自動化といったテクノロジーの利用動向や、ネットワーク運用管理における課題、インターネットトラフィックの増加やインターネットブレークアウトの導入検討状況などについて分析しています。



<参考資料>

企業ネットワークにおける今後対応すべき重要な課題

Q. 企業ネットワークにおいて、今後対応すべき重要な課題は何ですか?



n = 517

Note: 最大3つまで回答

Source: IDC Japan, 11/2021

Coverage