01 Dec 2021

国内クラウド需要調査結果を発表

Japan, 2021年12月1日 - IT専門調査会社 IDC Japan 株式会社(所在地:東京都千代田区九段北1‐13‐5、代表取締役社長:竹内正人、Tel代表:03-3556-4760)は、国内クラウド需要調査の結果を発表しました。本調査では、何らかのクラウドを利用中の国内企業(従業員規模100人以上)を対象としたアンケート調査を2021年10月に実施して、444社から有効回答を得ました。

現在、国内市場ではクラウドを利用する企業が継続的に増加しており、複数のクラウドを利用するマルチクラウドも一般化しています。また、クラウドを利用中の企業の内、66.4%が「クラウドファースト戦略」を有しており、IT予算は「従来型IT」から、「クラウド」へと大きく移行しています。

利用中のクラウドについて、導入時(採用決定時期)の期待と実態(効果)に対する企業の評価では、すべての配備モデルにおいて、概ね良好な結果となりました(参考資料を参照)。なかでも、「導入のしやすさ」「運用のしやすさ」「機能」に対する評価が高く、導入検討時に「セキュリティ」に対して懸念を持つ企業は多いものの、セキュリティに対する評価も良好な結果でした。また、パブリッククラウドの方がプライベートクラウドと比較して、評価が高い傾向となりました。

一方、クラウドの利用に対して「コスト削減」に高い期待を寄せる企業が多いものの、利用/導入後での評価では「コスト」に不満を持つ企業も見られました。また、コスト以外では、SaaSでは「ユーザー部門の使い勝手」、IaaS/PaaSおよびHPCでは「過去資産の継承性」、EPCでは「障害」に対する評価に課題が見られました。

国内市場では、クラウドは広く普及しました。一方、スキル不足によって、クラウドを使いこなしていないと考える企業も多く見られます。「ベンダーは、クラウドの満足度を高め、さらなる利用を促すためには、製品/サービスに関わる特徴の理解を促し、運用の効率化を支援する必要がある」と、IDC Japan ITサービスのリサーチディレクターである松本 聡 は分析しています。

今回の発表はIDCが発行した2021 年 国内クラウド需要調査 にその詳細が報告されています。本レポートでは、クラウドの配備モデルごとに期待する効果や懸念事項、ベンダーの選定基準、クラウドの利用/導入後の評価などのアンケート調査結果を分析しています。



<参考資料>

Q. 利用中のクラウドについて、導入時(採用決定時期)の期待と実態(効果)を5段階で評価してください。

  (配備モデル別/項目別)

Notes:

  • HPC:ホスティング型のプライベートクラウド
  • EPC:オンプレミス型プライベートクラウド
  • 「良い」は「非常に良い」「良い」の合算値、「悪い」は「非常に悪い」「悪い」の合算値

Source: IDC Japan, 12/2021

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