22 Mar 2022

2021年通年の国内トラディショナルPC市場実績値を発表

Japan, 2022年3月22日 - IT専門調査会社 IDC Japan 株式会社(所在地:東京都千代田区九段北1‐13‐5、代表取締役社長:竹内正人、Tel代表:03-3556-4760)は、日本国内におけるトラディショナルPC市場出荷実績値について発表しました。これによると、国内トラディショナルPC市場の出荷台数は、2021年通年で1,418万台、前年比18.3%減、2021年第4四半期(10月~12月)では312万台、同比34.1%減となりました。

2021年は、前年までの好調の反動が出た年となりました。2020年には、新型コロナウイルス感染症の感染拡大がきっかけとなり、家庭での仕事や学習にPCを使用するケースが急拡大したこと、また、政府の「小・中学校における生徒一人にPC一台」政策(GIGAスクール構想)が始動したことによって、コンバーチブルノートブックPCやデタッチャブルタブレットの特需が発生しました。翻って2021年は、高校向けのGIGAスクール構想が需要を創出したとはいうものの、小・中学校向けのそれと比較すると規模は小さく、また、新型コロナウイルス感染症の感染拡大への対応もひと段落したことから、トラディショナルPC市場は昨年比では大きく落ち込みました。(タブレットは本市場には含まれません。)

2021年通年のカンパニー別*1出荷台数シェアは、レノボ/NEC/富士通グループがトップで39.8%、昨年から1.9ポイント縮小しました。同シェア2位の日本HPは15.0%で、昨年から1.1ポイントダウン、3位はデルで13.2%、1.0%ポイントダウンとなりました。同シェア4位がシャープ(ダイナブック)*2で7.8%(2.0ポイントアップ)、アップルが僅差で続いて6.8%(1.3ポントアップ)でした。上位の3カンパニーがシェアを減少させる中で、シャープ(ダイナブック)は法人市場での健闘がシェア増に貢献しました。アップルはPC市場ではGIGAの影響を受けていませんが、M1チップ搭載モデルで底支えし、昨年比微増(1.2%増)となったことがシェア増につながりました。

2021年第4四半期のカンパニー別の出荷台数シェア上位5社は、レノボ/NEC/富士通グループがトップで36.1%、2位は日本HPが15.0%、3位は僅差でデルの14.5%、続いてシャープ(ダイナブック)の9.2%、アップルが5.7%となりました。第4四半期は、Windows 11の発売があったものの押上要因とはならず、部材不足が引き続き市場の押し下げ要因となっています。

IDC Japan株式会社 PC, 携帯端末&クライアントソリューション グループマネージャーの市川 和子は「今までの好調の反動や部材不足などで苦しい中で、2021年に1,400万台を達成したことは大健闘と言える。しかし、2022年も反動減は続くだろう」とコメントしています。

IDCが発行する国内PC市場 2021年第4四半期の分析(IDC# J22121302)にその詳細が報告されています。本調査は、IDCが実施したPCベンダー調査、ユーザー調査、販売チャネル調査などをもとに、独自の分析を行い算出したものです。ここでいう国内のトラディショナルPC市場には、デスクトップPC、ノートブックPC、ワークステーションが含まれています(x86サーバーは含まれていません)。IDCではより正確な情報を提供するため、過去の実績を含むデータの見直しを随時行っております。そのため、本発表で用いられる数値はIDCが過去に発表したものと異なることがあります。

注*1:カンパニーとは、IDCの調査レポート期間において、期間内に発生した買収・統合の結果を反映する財務・法務的な企業ないし企業グループである。

注*2:IDCの定義上は、当該法人のカンパニー名はシャープである。日本におけるプレスリリースに限り、ダイナブックを括弧付きで併記している。

(レポートの詳細についてはIDC Japan へお問い合わせください)



<参考資料>

2021年通年 国内トラディショナルPC出荷台数 トップ5カンパニーシェア

Source: IDC Japan, 3/2022



2021第4四半期 国内トラディショナルトPC出荷台数 トップ5カンパニーシェア

Source: IDC Japan, 3/2022



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