11 May 2022

国内ネットワーク仮想化/自動化市場およびNFV市場予測を発表

Japan, 2022年5月11日 - IT専門調査会社 IDC Japan 株式会社(所在地:東京都千代田区九段北1‐13‐5、代表取締役社長:竹内正人、Tel代表:03-3556-4760)は、SDN(Software-Defined Network)に代表される国内ネットワーク仮想化/自動化市場と国内NFV(Network Functions Virtualization)市場に関する予測を発表しました。これによると、データセンターと企業ネットワーク向けを合計した国内ネットワーク仮想化/自動化市場は、2021年の438億円市場から、2026年にかけて年間平均成長率(CAGR:Compound Annual Growth Rate)3.0%で拡大を続けることが明らかになりました。

国内ネットワーク仮想化/自動化市場は、緩やかな成長市場への道を進んでいます。データセンター内のネットワークにおけるネットワーク仮想化/自動化は、2020年の投資停滞からの反動で、2021年の同市場は8.5%増加とやや高い成長になりました。一方、2022年以降は緩やかな成長に転じるとみています。データセンターネットワーク仮想化/自動化テクノロジーの導入は、データセンターインフラストラクチャ構築、運用の手法として定着している一方で、企業におけるクラウドファーストの定着とオンプレミスデータセンターへの投資優先度の低下が見られます。その結果、国内データセンターネットワーク仮想化/自動化市場の2021年~2026年におけるCAGRは2.8%と予測しています。

企業内LANに関するネットワーク仮想化/自動化市場も、低成長ながらも安定した市場へと姿を変えています。国内企業ネットワーク仮想化/自動化市場の2021年~2026年のCAGRは3.1%と予測しています。企業内LANにおいてもネットワーク構築や運用の迅速化、効率化の必要性はこれまで以上に高まっており、その手段としてのネットワーク仮想化/自動化テクノロジーの重要性も変わりはないとIDCでは考えています。一方で、同様な目的に対して、クラウド管理型ネットワークソリューションのような異なるアプローチが存在しているため、需要が分散する傾向も見られます。

通信事業者ネットワークにおけるネットワーク機能の仮想化市場である国内NFV市場は、5Gサービス向け設備需要が主たる牽引役になっています。2021年には、5G SA(5G Standalone)商用サービスが始まり5G Coreへの投資が始まっています。また、5G Coreの投資の後には、5G RAN(Radio Access Network)の仮想化(vRAN:virtualized RAN)がNFV市場の中心になっていくとIDCではみています。2021年~2026年の国内vRAN市場のCAGRは、22.5%と予測しています。

IDC Japan株式会社のグループディレクターである草野 賢一 は、「次のデータセンターネットワークの課題は、増加する仮想的なネットワークセグメントとその間を流れるトラフィックの増加に対して、どのように一貫したセキュリティを確保できるかである。それを実現する手法の一つが、ゼロトラストモデルのデータセンターネットワークへの適用、すなわち「ゼロトラストデータセンターネットワーク」の導入である」と述べています。

今回の発表はIDCが発行した国内ネットワーク仮想化/自動化市場予測、 2022 年~ 2026 年 にその詳細が報告されています。本調査レポートは、国内ネットワーク仮想化/自動化市場とNFV市場に関する2022年~2026年の市場予測と今後の展望を提供します。

(レポートの詳細についてはIDC Japan へお問い合わせください)



<参考資料>

国内ネットワーク仮想化/自動化市場 売上額予測、2020 年~2026年



Notes:

・ データセンターネットワークおよび企業ネットワークのネットワーク仮想化/自動化市場の合計値。折れ線は前年比成長率

・ ネットワーク仮想化/自動化は、ソフトウェアおよびハードウェアを用いて、ネットワーク仮想化およびネットワーク自動化を実現する機能を指し、同市場は、ネットワークインフラストラクチャおよびネットワーク自動化/仮想化プラットフォームから成る

Source: IDC Japan, 5/2022



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