19 May 2022

国内ユニファイドコミュニケーション/コラボレーティブワークスペース市場予測を発表

Japan, 2022年5月19日 - IT専門調査会社 IDC Japan 株式会社(所在地:東京都千代田区九段北1-13-5、代表取締役社長:竹内正人、Tel代表:03-3556-4760)は、国内ユニファイドコミュニケーション/コラボレーティブワークスペース市場予測を発表しました。

2021年の国内ユニファイドコミュニケーション(UC)/コラボレーティブワークスペース市場は、前年比成長率が11.4%、市場規模(売上額ベース)が4,754億7,900万円となりました。2020年初頭から継続している新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大は2021年の同市場にも影響を及ぼし、リモートワーク/在宅勤務の必要性拡大、これに伴うビジネス顧客/消費者の急速なデジタルシフトによって、Web会議、電子メール、ファイル共有などのデジタル空間上での業務遂行ツールの市場が2020年に続き拡大しました。一方で、在宅勤務によるオフィス規模の縮小などの影響はハードウェア製品については阻害要因となりました。

2020年に端を発したCOVID-19の感染拡大によってデジタルワークスペースの導入が進み、2021年は継続的な市場成長とともに、ユーザー企業におけるデジタルワークスペースの活用高度化が進みました。IDCが2022年2月に実施した調査では、COVID-19収束後も全社的に月1回以上のリモートワークを実施すると回答した企業は49.1%と調査企業の約半数に達しています。COVID-19によってデジタルワークスペースの活用を急拡大した大企業を中心としたオフィスワーカーは、ポストCOVID-19においても、従業員がオフィス勤務と自宅/サテライトオフィス勤務などリモートワークを組み合わせたハイブリットワークを前提に、デジタルワークスペースの利用を継続/高度化していくとIDCでは予測しています。一方で、中小企業やサービス/公共/官公庁など対面を前提としてきた業務が多い産業分野では未だデジタルワークスペースの適用が十分でありません。少子高齢化の進行によって働き方の柔軟性/生産性を高め、必要な労働力を確保していくことは引続き深刻な課題です。国内企業は、今後も必要に応じて既存機能を補強しながら、過去2年間で浸透したデジタルワークスペースの適用範囲を拡大し、収益レジリエンシーを強化していくための働き方改革を継続的に取り組む必要があるとIDCでは考えます。IDCでは、2022年以降の国内UC/コラボレーティブワークスペース市場の推移について、ハイブリッドワークの定着や、法改正を含めたデジタルワークスペースの適用拡大により、堅調に成長すると予測しています。その結果、国内UC/コラボレーティブワークスペース市場は2021年~2026年の年間平均成長率(CAGR:Compound Annual Growth Rate)4.7%で推移し、2026年には5,991億7,300万円になると予測しています。うち、国内UC市場は2021年~2026年における年間平均成長率(CAGR:Compound Annual Growth Rate)2.1%で推移し、2026年には1,910億3,800万円になると予測しています。また、国内コラボレーティブワークスペース市場の2021年~2026年における年間平均成長率(CAGR:Compound Annual Growth Rate)は6.1%で推移し、2026年には4,081億3,500万円になるとIDCでは予測しています。本市場予測は、2022年4月末時点におけるCOVID-19およびロシア・ウクライナ戦争の影響を考慮しています。

IDC Japan株式会社 ソフトウェア&セキュリティ シニアマーケットアナリストの太田 早紀 は「国内UC/コラボレーティブワークスペース市場が今後も成長していくために、ITサプライヤーはデジタルワークスペースの高度化および適用範囲拡大、企業価値向上を目的とした従業員エクスペリエンス(EX)改善への取組支援、音声コミュニケーションにおける付加価値の再検討による新たな事業機会の開拓を行い、継続的な国内におけるデジタルワークスペース活用の向上を検討すべきである」と述べています。

今回の発表はIDCが発行した国内ユニファイドコミュニケーション/コラボレーティブワークスペース市場予測、 2022 年~ 2026 年 にその詳細が報告されています。本調査レポートでは、国内ユニファイドコミュニケーション/コラボレーティブワークスペース市場の2021年の実績と2022年~2026年の市場予測を提供しています。

(レポートの詳細についてはIDC Japan へお問い合わせください)



<参考資料>

国内ユニファイドコミュニケーション/コラボレーティブワークスペース市場予測、2022年~2026年

Note:    2022年4月末時点における新型コロナウイルス感染症(COVID-19)およびロシア・ウクライナ戦争の影響を考慮したものである

Source: IDC Japan, 5/2022

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