07 Jun 2022

国内クライアント仮想化関連市場規模予測を発表

Japan, 2022年6月7日 - IT専門調査会社 IDC Japan 株式会社(所在地:東京都千代田区九段北1‐13‐5、代表取締役社長:村橋俊介、Tel代表:03-3556-4760)は、2021年の調査実績をもとに2022年~2026年の国内クライアント仮想化関連市場規模について予測を行い、その結果を発表しました。今回の予測では、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大によって、経済、社会、ICT市場全体が影響を受けると考え、Baseline(基本シナリオ)、Optimistic(楽観シナリオ)、Pessimistic(悲観シナリオ)の3つの予測シナリオを作成しました。

国内クライアント仮想化市場には、シンクライアント市場、クライアント仮想化ソフトウェア市場、クライアント仮想化ソリューション市場の3つの市場が含まれます。このうち、クライアント仮想化ソリューション市場は、Baseline(基本シナリオ)では、2022年はプラス成長(0.8%)となり2023年以降もリモートワーク/在宅勤務の拡大および定着化によって堅調に推移するとみています。2019年(COVID-19の感染拡大前)の水準に戻るのは、国内経済/ICT市場の回復と同時期の2025年以降とみています。

2022年も、2021年に引き続き、GDPおよびIT投資が共に前年比プラス成長を堅持するため、クライアント仮想化市場も投資と需要が緩やかに復調し、ハイブリッドワークの増加に伴い、情報漏洩対策を確保し、安心安全なエンドポイント環境をクライアント仮想化ソリューション全般の需要が拡大するとIDCではみています。特に、DaaS(Desktop as a Service)、モバイル仮想化ソリューション、シンクライアント化端末などを中心に市場が拡大するとみています。ユーザー企業のITリテラシーやエンドポイント環境の成熟度を把握し、クライアント仮想化ジャーニーをベースに、その企業に適合したハイブリッドソリューションを創造することが、生産性向上、業務効率化へ繋がります。

Optimistic(楽観シナリオ)では、2022年に3.0%成長と回復し、経済やICT市場全体が正常化し、2023年には2019年の水準まで戻るとみています。その後はリモートワーク/在宅勤務の大幅な利用者数/企業数の増加が見込まれ、市場全体も成長が継続されます。Pessimistic(悲観シナリオ)では、2024年までマイナス成長(それぞれ-6.0%、-3.0%、-1.0%)となり、プラス成長に転じるのは2025年以降とみています。世界/国内経済、共に停滞し、社会そのものの在り方が大きく変容し、クライアント仮想化市場全体もその影響を受けると考えられます。

感染症の世界的大流行(パンデミック)や自然災害などの発生を考慮し、事業継続性(サステナビリティ)と回復力(レジリエンシー)を考慮した施策や制度作りを提案することが急務であり、デジタル、リモート、非接触などが前提となるため、クライアント仮想化も有効なソリューションの一つになるとIDCではみています。ネクストノーマル(The Next Normal:次なる常態)時代においては「ワークスタイル」「ワークプレイス」「ワークスペース」「ワークソース」と4つの「ワーク」が相互に高い関連性を保ち、統合されていくと考えています。

「2022年は、すでにネクストノーマルに突入している。サステナビリティ(継続性)とレジリエンシー(回復力)を前提としたエンドユーザーコンピューティングが求められている。ハイブリッドソリューションへ進化するクライアント仮想化を、企業のIT環境に適合させることが重視される。そのためには新しいユースケース創出が需要拡大へとつながる」とIDC Japan株式会社 PC、携帯端末&クライアントソリューション シニアマーケットアナリストである渋谷 寛 は述べています。

今回の発表はIDCが発行した国内クライアント仮想化市場予測、 2022 年~ 2026 年 (JPJ47871922)にその詳細が報告されています。本調査レポートでは、2022年~2026年の国内クライアント仮想化市場について予測を行っています。対象はシンクライアント市場、クライアント仮想化ソフトウェア市場、クライアント仮想化ソリューション市場の3つの市場です。

(レポートの詳細についてはIDC Japan へお問い合わせください)



<参考資料>

国内クライアント仮想化ソリューション市場 COVID-19 シナリオ(Baseline/Optimistic/Pessimistic)別売上額予測/前年比成長率、2021年~2026年

Notes:

・2021年は実績値 2022年以降は予測    

Source: IDC Japan, 6/2022



Coverage

Regions Covered

Japan


Topics Covered

Virtualized client computing