13 Jun 2022

国内ITインフラストラクチャサービス市場予測を発表

Japan, 2022年6月13日 - IT専門調査会社 IDC Japan 株式会社(所在地:東京都千代田区九段北1‐13‐5、代表取締役社長:村橋俊介、Tel代表:03-3556-4760)は、国内ITインフラストラクチャサービス市場予測を発表しました。これによると、2021年の同市場は前年比2.7%増の1兆7,575億円となり、2021年~2026年の年間平均成長率(CAGR:Compound Annual Growth Rate)は 3.2%、2026年の同市場規模は2兆524億円と予測しています。

市場をアクティビティタイプ別に見ると、まず「設計/構築」セグメントは、2021年の市場規模は3,569億円、前年比成長率は3.7%でした。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)感染拡大による悪影響は解消に向かう一方、リモートワーク対応やデジタルトランスフォーメーション(DX)への取り組み加速などが市場に好影響を与えました。2022年以降もこれらの需要は継続し、全体として堅調な成長を維持するとみられます。2021年~2026年のCAGRは2.5%になるとIDCではみています。

「運用/保守」セグメントでは、2021年の市場規模は1兆4,007億円、前年比成長率は2.5%でした。COVID-19感染拡大による悪影響は解消に向かい、クラウドやVirtual Desktop Infrastructure(VDI)、Desktop as a Service(DaaS)などへの需要も継続しました。ますます複雑化するIT インフラ環境の包括的なアウトソーシングへの需要も高い状態が続きました。2022年以降は、DX推進に伴うITインフラ関連のさまざまなニーズが拡大し、予測期間を通じて成長率は上昇傾向を示すとIDCではみています。2021年~2026年のCAGRは3.3%とIDCでは予測しています。

産業分野別に見ると、運輸サービスや旅行業、宿泊業、店舗型の小売業を中心とした流通業、サプライチェーンの乱れが発生した製造業などで、COVID-19感染拡大の悪影響からの回復が遅れています。それ以外の産業分野では、投資が縮小した2020 年の反動増や、DX への取り組み加速などが寄与し、2021 年は堅調な成長を示しました。2022 年以降、COVID-19 感染拡大などの動向に左右される可能性は残るものの、概ねIT 投資は正常化に向かい、予測期間に渡っていずれの産業分野もプラス成長で推移するとみられます。

国内ITインフラストラクチャサービス市場では、今後も、DX推進に伴う需要が継続するとみられます。その一方で、SMB(Small and Medium-sized Business:中堅中小企業)を中心に、COVID-19 感染拡大やロシア・ウクライナ戦争による悪影響が長期化する可能性があります。また、運用保守人材の不足傾向も強まっています。「IT インフラストラクチャサービスを提供する国内サービスベンダーは、アプリケーション領域と一体化したアプローチを強化すると共に、SMB 向けのリモートワーク導入も推進すべきである。さらに、マネージドサービスの自動化や部品化を推進すべきである」と、IDC Japan株式会社 IT サービスのシニアマーケットアナリストである吉井 誠一郎 は述べています。

今回の発表はIDCが発行した国内 IT インフラストラクチャサービス市場予測、 2022 年~ 2026 年 にその詳細が報告されています。本レポートでは、国内ITインフラストラクチャサービス市場の概況や動向を分析し、セグメント別に市場予測をまとめています。

(レポートの詳細についてはIDC Japan へお問い合わせください)



<参考資料>

国内ITインフラストラクチャサービス市場 支出額予測: 2021年~2026年

Note:    2021年は実績値、2022年以降は予測

Source: IDC Japan, 6/2022



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