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Publication date: 01 Sep 2022

2022年第2四半期国内携帯電話/スマートフォン市場実績値を発表

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Japan, 2022年9月1日 - IT専門調査会社 IDC Japan 株式会社(所在地:東京都千代田区九段北1-13-5、代表取締役社長:村橋俊介、Tel代表:03-3556-4760)は、国内の従来型携帯電話およびスマートフォン端末の2022年第2四半期(4~6月)の出荷台数を発表しました。

2022年第2四半期における国内市場の従来型携帯電話およびスマートフォン端末の合計出荷台数は、前年同期比8.7%減の827万台となりました。なお、スマートフォンの出荷は820万台(前年同期比 6.4%減)です。OS別では、iOSが同0.9%増の393万台でした。他のグローバルベンダーに比べ、サプライチェーンの混乱が小さく出荷量を確保できたことと、旧モデルを低価格で販売したことにより昨年並みを維持しました。また、Android系は、同12.2%減でしたが、原因は一部のグローバルベンダーが落ち込んだためです。また、国内ベンダーやサムスンは対前年同期比増でしたが、その多くは低価格モデルであり、ハイエンドモデルの出荷は厳しい状況が続いています。

当該四半期のスマートフォンの出荷をベンダー別で見ると、アップルは前年同期比でシェアを3.4ポイント増やし47.9%でトップです。2位は、97万台を出荷したシャープ(シェア11.9%)、3位は86万台出荷のFCNT(同10.5%)、4位は78万台を出荷したサムスン(同9.5%)、5位は68万台出荷のソニー(同8.3%)となりました。

「2022年第2四半期は、一部のグローバルベンダーがサプライチェーンの問題で苦戦する中、サムスンや多くの国内ベンダーは対前年同期比増の出荷を達成しました。とはいえアップルを除くと出荷の中心は利益率の低いローエンドモデルです。そのため円安や原材料高騰に直面している多くのベンダーは利益率が圧迫されています。既にベンダー自身の自助努力では対応できる限度を超えているため製品価格へと転嫁されていくことも予想されます」とIDC Japan株式会社 PC, 携帯端末&クライアントソリューションのマーケットアナリストである井辺 将史 はコメントしています。

今回の発表はIDCが発行したWorldwide Quarterly Mobile Phone Tracker 2022Q2にその詳細が報告されています。

(レポートの詳細についてはIDC Japan へお問い合わせください)



<参考資料>

2022年第2四半期 国内携帯電話市場 出荷台数 ベンダー別 シェア

Source: IDC Quarterly Mobile Phone Tracker, 2022Q2



2022年第2四半期 国内スマートフォン市場 出荷台数 ベンダー別 シェア

※OSにAndroid系を採用している従来型携帯電話もスマートフォンに含みます。

Source: IDC Quarterly Mobile Phone Tracker, 2022Q2





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