IDC DX Platform Vision Japan 2019

AI・データ活用とアプリケーション変革で2025年の崖を乗り越えよ

2019年10月8日(火)
東京コンファレンスセンター・品川

概要

デジタルトランスフォーメーション(DX)に取り組む国内企業は増えつつあります。多くの企業がDXを重要なビジネス戦略に位置付けています。IDCが実施したDXの成熟度調査によると、DXに取り組む企業は多いものの、その取り組みは短期的で足踏み状態になっています。そうした企業はPoC(概念実証)の域から抜け出すことができず、DXの成熟度が上がらないという課題を抱えています。また、DXへの取り組みを始めようとしている企業からは、DXの必要性は理解したが、DXの実現に向けて具体的にどのようなITの変革を行っていけばいいのか分からないという声も多く上がっています。

経済産業省が発表した報告書『DXレポート ~ITシステム「2025年の崖」克服とDXの本格的な展開~』においても、多くの企業で既存ITシステムが複雑化・ブラックボックス化され、データ活用ができていないことから、DXを実現できない状況にあると指摘されています。ここままでは、2025年以降最大で年間12兆円の経済損失が生じるということが試算されています(2025年の崖)。DXを実現するためには既存システムのブラックボックス状態を解消し、共通プラットフォームを構築してデータをフル活用することで本格的なDXを実行することの必要性がDXレポートにおいて提言されています。

IDCではDXを実行するために「DX Platform」の構築を提唱しています。DX Platformはデータ主導型のアプリケーションを開発・提供するためのアーキテクチャーであり、DXによるビジネスを支援するための新たなデータ&アプリケーションプラットフォームになります。これはDXレポートでその必要性が説かれていたデータをフル活用する共通プラットフォームの概念と合致します。IDCではDXの実現にはDX Platformが不可欠であると考えています。

今回が初開催となる IDC DX Platform Vision Japan 2019 「AI・データ活用とアプリケーション変革で2025年の崖を乗り越えよ」をテーマに、IDC JapanのIT専門アナリストとIT業界のリーディングベンダーによる講演を通し、企業がDX Platformを構築し2025年の崖を乗り越え、DX勝者になるためにはどのように最新の技術とソリューションを活用し、DXを成功させていくべきかを提案します。企業でDXに取り組んでいて課題を抱えている経営者やご担当者の方々、DX向けITシステムの戦略立案や企画を担当している方々は、是非、本イベントにお越しいただき、最新情報や課題解決のヒントを取得する場としてご利用ください。

開催要項

日時:

2019年10月8日(火)9:20-17:25 (受付開始 9:00)


会場:

東京コンファレンスセンター・品川 5階大ホール


主催:

IDC Japan株式会社


対象:

企業の情報システム部門意思決定者、ビジネス戦略/企画担当部門、DX/デジタルビジネス推進部門の方々など


参加費:

一般の方: 30,000円(消費税別)、昼食付
招待コードをお持ちの方: 無料、昼食付


定員:

300名


申込締切:

お申し込み受け付けは終了いたしました。

招待コードをお持ちの方: 2019年10月4日(金)
(但し、定員に達し次第、締め切らせていただきます)


お問い合わせ先:

E-mail: jp-event@idcjapan.co.jp
※メールによるお問い合わせの際は、お名前、貴社名、連絡方法を明記してください。
※同業民間調査機関の方のお申し込みはご遠慮くださいますようお願い申し上げます。


※本ウェブサイトに掲載されている情報は、予告なく変更される場合がございます。あらかじめご了承ください。

アジェンダ

Time Event & Speakers
09:00

受付開始

09:20

講演1:開会のご挨拶:国内企業のDXの明日~その崖を飛び越えよう 

IDC Japan株式会社
リサーチバイスプレジデント
寄藤 幸治

IDC DX Platform Visionへようこそ。開会にあたり、まず国内企業がDX実現に向けて直面する課題を明らかにいたします。加えて、その課題の対処に関して「DX先進企業」と「DX苦闘中企業」の姿勢の違いを、IDCの調査結果から紹介してまいります。

09:30

講演2:DX Platformで実現するアプリケーション変革 

IDC Japan株式会社
ソフトウェア&セキュリティ
リサーチマネージャー
入谷 光浩

IDCではDXの実現において、あらゆるデータを活用するための統合化されたプラットフォーム「DX Platform」の必要性を提唱しています。経済産業省が発表したDXレポートにおいても統合プラットフォームの重要性が述べられています。本講演ではDX Platformのアーキテクチャーと構成されるテクノロジーを解説します。さらに、DX Platformがこれからのアプリケーションにどのような変革を起こすのかについて考察し、企業が取り組むべき方策を提言します。

10:00

講演3:クラウドとデータ活用によるエンゲージメントの実践 

日本アイ・ビー・エム株式会社
エグゼクティブ・アーキテクト
渡邉 周一 氏

DXの取り組みにおいては、クラウドを活用した2 Speed IT化によるエンゲージメントが必要になります。従来のデータ活用では俊敏性も乏しく、データ層の見直しを含めた戦略的な「DXプラットフォーム」が急がれますが、企業内外、ハイブリッド・クラウド、マルチクラウド環境に散在したデータベースの見直しが大きな課題となり、膨大な調査とデータの整理が必要となります。複雑化するマルチクラウド 環境においてエンゲージメントを実現するデータの整理と実現方法をご紹介いたします。

10:40

コーヒーブレイク・展示見学

10:55

講演4:DXを実現するData×AI利活用の本質 

富士通株式会社
Data×AI事業本部
本部長
渡瀬 博文 氏

世界的にDX(デジタルトランスフォーメーション)への関心が高まっており、様々な企業がデータやAIなどのデジタル技術を活用した取り組みを開始しています。しかし、多くの企業はその段階を進めることができていません。DXで何を目指すのか、そのためにどうデジタル技術を活用するのか。DXを取り巻く潮流の本質に立ち返り、お客様と共にDXを実現するData×AI利活用の方向性について、長年業種/業務システムに携わってきた富士通が考える実践の観点から、事例を交えながら解説します。

11:35

コーヒーブレイク・展示見学

11:50

講演5:Legacy Digital Integration ~既存資産とデジタルを融合させる実践的アプローチ~ 

株式会社NTTデータ
技術革新統括本部 システム技術本部 生産技術部
部長
木村 紘太郎 氏

企業の持続的な成長に向けてデジタル技術を活用した新規サービスの創出や柔軟な改変が重要である一方、多くの企業が既存のIT資産(レガシー)のブラックボックスを解消できない課題を抱えているのが実情です。Traditionalな領域に強みを持つNTTデータでは、お客様に寄り添い、現状のレガシーを有効活用してデジタルへ繋げるためのLegacy Digital Integrationに取り組んでいます。本講演では、Legacy Digital Integrationを実現するためのアプローチとプロジェクトの事例を皆様に共有いたします。

12:30

昼食、展示見学

13:15

講演6:DX Platformがもたらすデータ活用の生産性向上 

IDC Japan株式会社
ソフトウェア&セキュリティ
シニアマーケットアナリスト
草地 慎太郎

2025年に向けたIT業界の人材不足が叫ばれていますが、データ活用領域での人材不足とそれによる低生産性は、2025年を待つまでもなく今日現在の深刻な企業の課題となっています。一方で、予測分析やAIによる自動化の進展は、データ活用の生産性が企業のビジネスに与えるインパクトを大きくしています。本セッションでは、DX Platformがデータ活用の生産性にどのように改善するのかを示します。

13:55

講演7:SAP S/4HANAが「コア」となるデジタル時代の基幹システムとは?
~Intelligent Enterpriseが実現する「進化」と「学習」するデジタルプラットフォーム 

SAPジャパン株式会社
バイスプレジデント
デジタルコアクラウド事業本部 本部長
神沢 正 氏

IT人材不足や既存システムの老朽化に悩まされる「2025年の崖」に立ち向かうには、AI、機械学習、RPAなどの活用が必要であると言われています。SAPが提唱するインテリジェントエンタープライズとは、このような最新テクノロジーを含有する「自ら学習し、進化し続けるデジタル業務基盤」です。本セッションでは、インテリジェントエンタープライズの中核を担う基幹システム「デジタルコア」に焦点をあて、環境の変化に柔軟に俊敏に対応できるデータ主導型の筋肉体質経営に向け、取り組むべき指針をご紹介します。

14:35

コーヒーブレイク・展示見学

14:50

講演8:開発クラウドに眠る埋蔵金を活用して顧客価値を創造する 

NTTコムウェア株式会社
ネットワーククラウド事業本部
DevOpsエバンジェリスト
加藤 稔 氏

当社では、早くから開発環境のクラウド化と、開発ツールのプラットフォーム化に取り組み、現在では常時1万機近い仮想サーバが稼働する社内最大の開発用クラウドを保有しています。外部クラウドに頼ることなく自社リソースのみで運用するこのクラウドには、ITシステム開発過程で生じるあらゆるデータが眠っているのに、これまで手付かずでした。この埋蔵金とも呼べる開発メトリクスを、品質評価のためだけでなく顧客価値創出につなげるにはどうすれば良いのか、これら開発メトリクス活用に対する様々な反対意見にどう向き合えば良いのか。当社の取り組み事例をもとに、顧客のための開発データ活用について提案します。

15:30

コーヒーブレイク・展示見学

15:45

講演9:GitHub Enterpriseを使ったアプリケーション開発・保守の改善 

ギットハブ・ジャパン合同会社
営業部長
山銅 章太 氏

GitHubは世界4,000万人もの開発者に利用されている開発プラットフォームです。かつてない変化にさらされて いる自動車業界における競争力強化の一環として、カルソニックカンセイは2019年5月に自動車部品子会社のマニエッティ・マレリを統合し、世界共通ブランドとして「マレリ(MARELLI)」を採用。グローバル化を加速しています。マレリはソフトウェア開発環境の改善のためGitHub Enterpriseを採用し、インダストリースタンダードから10年以上遅れていた古い体質のITチームの組織や人のマインドセットを改革しました。本セミナーでは、マレリがデジタルトランスフォーメーションを推進するためにGitHubを採用した背景と、改革の軌跡について紹介します。

【事例紹介】
マレリ株式会社
グローバル業務改革本部 常務執行役員
近安 理夫 氏
マレリ株式会社
アプリケーション開発部 リードデベロッパー
クドウ クニアキ 氏
16:25

コーヒーブレイク・展示見学

16:40

講演10:IDCアナリストによるパネルディスカッション
企業は2025年の崖をどのように乗り越えるのか:ユーザー企業の本音から見えてくる真の課題

昨年9月に経済産業省が発表したDXレポートにおいて、多くの企業において現状のITシステムではDXを実現することが難しく国内の大きな経済損失につながるという「2025年の崖」問題が指摘され、業界関係者の関心が高まっています。この問題に対するユーザー企業の悩みや本音に対し、IDCのアナリストが議論を交わし、解決策を探っていきます。

【モデレーター】
IDC Japan株式会社
ソフトウェア&セキュリティ/ITスペンディング
グループディレクター
眞鍋 敬
【パネリスト】
IDC Japan株式会社
ITサービス
グループマネージャー
植村 卓弥
IDC Japan株式会社
ソフトウェア&セキュリティ
リサーチマネージャー
登坂 恒夫
IDC Japan株式会社
ソフトウェア&セキュリティ
リサーチマネージャー
飯坂 暢子
IDC Japan株式会社
ソフトウェア&セキュリティ
リサーチマネージャー
入谷 光浩
17:25

(終了)

※アジェンダは、諸般の事情により変更されることがありますので、予めご了承をお願いいたします。

会場

東京コンファレンスセンター・品川

住所:
〒108-0075
東京都港区港南1-9-36 アレア品川

アクセス:
JR品川駅中央改札港南口(東口)より徒歩2分

URL:
https://www.tokyo-cc.co.jp/shinagawa/index.html

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お申し込み

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  • その他、ログインIDの登録についてのよくあるご質問はこちらをご覧ください。
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お申し込み受け付けは終了いたしました。

 


 

受講票について

 

  • お申し込み受付け後、お申し込み完了メールを送信いたしますのでご確認ください。
  • 受講票のURLを記載したEメールはイベント開催日の数日前に送信いたします。URLにアクセスいただき受講票(Webページ)をプリントアウトの上、当日会場へお持ちください。

※ お申し込み完了メールではなく、後日送付される受講票(QRコードが表示されたWebページ)を印刷してお持ちくださるようお願いいたします。

 


 

一般の方の参加お申し込みについて

 

1) 参加費のお支払いについて

  • 後日弊社より参加費の請求書をお送りいたします。
  • 参加費は請求書記載の支払期日までに指定口座にお振込みください。なお、銀行振込手数料はお客様負担とさせていただきますのでご了承ください。

2) キャンセルについて

  • 9月24日以降のキャンセルはお受けできませんのでご了承ください。やむを得ず参加できない場合は、代理の方にご参加いただきますようお願いいたします。