IDC Security Forum 2023, Japan

ポスト・コロナ時代のサイバーセキュリティ戦略と信頼の獲得

2023年4月19日(水) 10:00~16:25 東京コンファレンスセンター・品川 5階大ホール

概要

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大に伴い、企業はビジネス継続のためにデジタル技術を活用しクラウド化やリモートワークへの対応を進めてきました。このデジタル技術の導入とセキュリティ対策もひと段落し、パンデミックも終息が視野に入ってきた一方で、ロシアのウクライナ侵攻や、世界的なインフレなどの外部環境の変化が絶えず発生する予測困難な時代となりました。

IDCの最新の調査では、企業の半数以上がセキュリティ被害を受け、中でもランサムウェアによる被害は右肩上がりに増え続けており、企業はサイバーセキュリティに対する最新の対策が求められています。そして、企業のセキュリティ脅威に対する課題として「予算の確保」、「専門技術者の人材不足」を挙げる企業が多い現状ですが、経営に不可欠となったセキュリティをコストから投資に転換する必要があると考えられます。また、企業はアタックサーフェースが増加したエンドポイントセキュリティのセキュリティ対策強化に加えて、DXを進める上で必要となるデータ駆動型ビジネス活用を推進する上で、デジタルサービスを提供する企業に対する信頼(デジタルトラスト)を勝ち取ることも重要です。

IDC Security Forum 2023, Japanでは、ポストパンデミック時代のサイバーセキュリティ戦略やガバナンス/コンプライアンス強化についての最新のソリューション、デジタルトラストの構築に向けたアプローチをITユーザー企業の皆様にご紹介いたします。

開催要項

日時:

2023年4月19日(水) 10:00-16:25 (受付開始 9:30)


会場:

東京コンファレンスセンター・品川 5階大ホール


主催:

IDC Japan株式会社


対象:

ITユーザー企業のセキュリティ部門・IT部門の意思決定者、経営層、経営企画部門など


参加費:

一般の方: 30,000円(消費税別)、昼食付
招待コードをお持ちの方: 無料、昼食付


定員:

250名


申込締切:

招待コードをお持ちの方: 2023年4月17日(月) 正午
(但し、定員に達し次第、締め切らせていただきます)

お申し込み受け付けは終了いたしました。


お問い合わせ先:

E-mail: jp-event@idcjapan.co.jp
※メールによるお問い合わせの際は、お名前、貴社名、連絡方法を明記してください。
※同業民間調査機関の方のお申し込みはご遠慮くださいますようお願い申し上げます。


※本ウェブサイトに掲載されている情報は、予告なく変更される場合がございます。あらかじめご了承ください。

アジェンダ

Time Event & Speakers
9:30

受付開始、展示見学

10:00

開会挨拶

IDC Japan株式会社
代表取締役社長
村橋 俊介
10:05

講演1:デジタルトラスト強化のために今やっておくべきサイバーセキュリティ対策 

IDC Japan株式会社
グループディレクター、Software/Service Solutions
眞鍋 敬

企業はデジタルビジネスを創造するためにデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進していますが、ビジネスのデジタル化によるリスクの拡大も顕在化しています。本セッションでは、デジタルファースト時代に突入しつつあるITシステムに適用するべきサイバーセキュリティ対策の目的と考え方を考察します。

10:35

講演2:データから導くサイバーセキュリティ経営の実現 

NEC
サイバーセキュリティ事業統括部
ディレクター
後藤 淳 氏

まさに「今」、自社がどういった攻撃リスクにさらされ、どこまで、どのように対処できているか。止まぬランサムウェア攻撃、昨今の地政学リスクの高まりに対し、自社のセキュリティリスクの把握と、そのリスクマネジメントの判断を、皆さまはどのように行われているでしょうか。ビジネスのDX、クラウドシフトが急激に進む中、刻々と変化するICTアーキティクチャに追従し、システム全体をセキュアに保つためには、セキュリティ運用監視のリアルなデータを起点とした、セキュリティリスクマネジメントが必要です。日々のセキュリティ運用を円滑にすると共に、「今」を判断するサイバーセキュリティ経営へいたるアプローチをご提案します。

11:00

講演3:アンダーグラウンド犯罪サービス最前線とサプライチェーンリスク対策の基本DMARC 

日本プルーフポイント株式会社
チーフエバンジェリスト
増田 幸美 氏

米中対立が激化し、安全保障と経済が絡み合う今、CISOとしての役割は変化してきています。グローバリゼーションの中で、日本企業はこれまでコストや効率を優先して複雑なサプライチェーンを築いてきましたが、攻撃者はそのサプライチェーンの脆弱なポイントを狙って、攻撃をしかけています。サイバー犯罪のアンダーグラウンドでは、高度な攻撃が商用化され、ワンコインで誰でもが気軽に攻撃を実行できるようになっています。本講演では、最新のサイバー攻撃の実情を解説するとともに、欧米に比べて大きく遅れている日本のサプライチェーンリスク対策であるDMARCについても解説します.

11:25

コーヒーブレイク、展示見学

11:40

講演4:Webアプリセキュリティの最前線と事例に学ぶSASE導入の勘所 

ルーメン・テクノロジーズ株式会社
APACエンタープライズ営業本部
セールスエンジニア
中原 嘉隆 氏

デジタル変革の急激な潮流下、Web アプリケーションの重要度は増すばかりでサイバー攻撃は高度化し、セキュリティリスクも増しています。その対策として注目されている次世代のWeb アプリケーションセキュリティ「Web Application and API Protection(WAAP)」と、概念が先行しがちなSASEについてその導入時の重要ポイントを実際の事例をもとに解説いたします。また、「最先端のセキュリティ製品を導入しても社員が狙われるとインシデントが発生し甚大な被害をもたらす」と言われている人的対策としてセキュリティ意識向上プログラムとフィッシングシミュレーションなどを組み合わせた統合型教育プラットフォームもご紹介いたします。

12:05

講演5:”うちは、大丈夫か?”を簡単に、素早く、確認するためのセキュリティ対策のポイント 

タニウム合同会社
チーフITアーキテクト
楢原 盛史 氏

近年、サイバー攻撃はより巧妙になり、発生するインシデントの数は飛躍的に増加しています。CIOやCISOの方は、何か発生した際の安全宣言や説明責任が問われます。現場側に「うちは大丈夫か?」と質問すると、「大丈夫だと思います」とい曖昧な回答が来るということはないでしょうか。経営側は常に正確な情報を得て、さまざまな事項に対して迅速な意思決定を求められますが、現場側からは報告される情報は、正確性に欠け、情報取得にも時間がかかっているのではないでしょうか。本セッションでは、複雑化する脅威をいかに検知し、どのように防ぐことができるのかを最新事例を交えながらご紹介いたします。

12:30

昼食、展示見学

13:15

講演6:企業のセキュリティ課題の変化と目指すべき戦略 

IDC Japan株式会社
リサーチマネージャー、Infrastructure & Devices
赤間 健一

IDCによる調査結果を基に、クラウドシフト、ハイブリッドワークの浸透において国内企業のセキュリティ課題に変化がみられてきています。それらを分析し、ポスト・コロナ時代に目指すべきセキュリティ対策のポイントについて考察します。

13:45

講演7:ロシア・ウクライナ戦争から学ぶ、私たちに必要なサイバーセキュリティ対策とは 

サイバーリーズン合同会社
サイバーストラテジー・エバンジェリスト
中村 玲於奈 氏

国際秩序を大きく揺るがすロシア・ウクライナ戦争が開始して1年が経過しました。火力によるキネティックな攻撃の裏側では、様々な主体による様々なサイバー攻撃が行われ、その影響は地域外にも波及し、昨年9月には遂に我が国への明示的なサイバー攻撃も行われました。一方で、米国をはじめとする西側諸国の支援を受けたウクライナはサイバーセキュリティ対策を強化し、攻撃の影響を抑えています。本セッションでは、現在判明している限りでのサイバー空間上でのアクティビティーを分析し、この戦争から我々が得られる学びとこれから波及してゆくと考えられる影響を考察した上で、私たちが備えておくべき対策をご紹介します。

14:10

講演8:セキュリティ運用の自動化が必要な本当の理由とその効果 

ServiceNow Japan合同会社
ソリューションセールス統括本部セキュリティ事業部
事業部長
内田 太樹 氏

知識と経験を持ったセキュリティ人材の確保は簡単ではありませんが、セキュリティ運用に要求される業務は質・量ともに増え続けています。「セキュリティ人材が足りない」問題の解消には現在のセキュリティ運用を見直すことで不足しているのは人員なのか人材なのかを可視化しなければなりません。本セッションでは限られた人材を有効に利用するための自動化を実際のお客様事例をもとに解説します。

14:35

コーヒーブレイク、展示見学

14:50

講演9:セキュリティ強化における新たなキーワード、インテリジェンスの活用例と効果 

レコーデッド・フューチャー・ジャパン株式会社
プリセールス
マネージャー
須崎 洋一 氏

ここ数年サイバーセキュリティの世界でもインテリジェンスというキーワードが広まっており、ISO27002に項目が追加されたように、効率的かつ効果的なセキュリティ対策やリスク低減のためにその活用が求められるようになりました。一方でインテリジェンスに関しては、具体的な利用シーンやその効果、十分に活用するための組織的な準備などのイメージが持てないお客様も少なくないと聞きます。本セッションでは、インテリジェンスに関する理解を深めていただくとともに、具体的な活用例や効果について、Recorded Futureの経験に基づいた事例を交えてご紹介いたします。

15:15

講演10:“強靭さと利便性” 企業経営に欠かせないサイバーセキュリティの要とは? 

SailPointテクノロジーズジャパン合同会社
ビジネス開発本部 兼 パートナ事業本部
本部長
盛口 泰孝 氏

「収益性向上」「企業ブランド力向上」「現場力の強化」などの経営課題を解決するため、DX推進、多様な人材の雇用、従業員の生産性や満足度の向上などに取り組まれている企業が増えています。その手段の一つとして社内システム改革を進め、クラウドを積極的に取り入れ効果的で使いやすい仕組みを適材適所に導入するなどの取り組みがされています。こういった状況下において、ITの観点では複数のシステムが複雑に入り組む形となり、セキュリティーリスクが高まっています。リスクを最小限にとどめ経営課題解決を推進するためには、セキュリティーの境界「ID(アイデンティティ)」をどう管理すべきかが重要です。AI技術などを駆使した最新の対策を解説します。

15:40

コーヒーブレイク、展示見学

15:55

講演11:我が国のサイバーセキュリティ政策の現状と動向 

総務省
サイバーセキュリティ統括官(最高情報セキュリティ責任者)
山内 智生 氏

今日、サイバー空間は、量的に拡大・質的に進化するとともに、実空間との融合が進んでいる。DXの進展や、中小企業を含めたサプライチェーンの拡大等、サイバー空間の「公共空間化」が加速しており、「デジタル田園都市国家構想」が描く未来が現実のものとなりつつある。一方で、国内外におけるランサムウェア、ロシアによるウクライナ侵略との関連性が指摘されるシステム障害や改ざん等による被害など、サイバー空間における脅威も高まっている。2021年に閣議決定された「サイバーセキュリティ戦略」では、自由、公正かつ安全なサイバー空間の実現を目指し、様々な取組を行うこととしているが、この講演では、政府における取組の現状について紹介する。

16:25

終了

※アジェンダは、諸般の事情により変更されることがありますので、予めご了承をお願いいたします。

会場

東京コンファレンスセンター・品川

住所:
〒108-0075
東京都港区港南1-9-36 アレア品川

アクセス:
JR品川駅中央改札港南口(東口)より徒歩2分

URL:
https://www.tokyo-cc.co.jp/shinagawa/index.html

パートナー

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