Tokyo, 2026年9月29日 – IT専門調査会社 IDC Japan 株式会社(所在地東京都渋谷区渋谷二丁目24番12号、代表取締役社長:村橋 俊介、Tel代表:03-6897-3812)は、2026年IDC Future Enterprise Awards (FEA)の国内受賞企業を決定しました。日本ではBest in Artificial and Generative Intelligenceについて募集を行い、受賞者に伊藤忠商事株式会社を選出しました。
「多くの企業でAIが経営、事業運営に取り込まれています。AIに求める成果も、従業員の効率性の向上から、部門、業務機能全体の自動化や、成長への寄与、イノベーションなどに広がりつつあります。今回のFuture Enterprise Awardsでは、そういったエンタープライズAIの進化に沿った取り組みを実践されている伊藤忠商事様を選定いたしました」と、IDC Japan株式会社グループバイスプレジデントおよびチーフリサーチアナリストの寄藤 幸治は述べています。
企業によるAIの採用が加速する中、多くの企業はガバナンスや戦略、インフラストラクチャ、人材育成などの課題に直面しています。IDC Future Enterprise Awardsは、これらの障壁を克服し、新しい業界のベンチマークを設定する組織にスポットライトを当て、AIを活用した変革の最良の事例を紹介するものです。IDC Future Enterprise Awardsは今年で10年目を迎え、これまでに13か国の4,000以上のユニークな組織から7,000以上のノミネートがあり、受賞組織/受賞者は700以上に上ります。
受賞企業の選考は、IDCの標準化された2段階のアプローチに従って審査されます。まず、ご応募頂いた各ノミネーションをIDCの国内のアナリストによって評価し、各国の受賞者が決定されます。この各国の受賞者は、自動的にアジア太平洋地域の受賞企業を決める段階に進む資格を獲得し、その審査を経て、アジア太平洋地域の受賞企業として選出されます。
今回、日本のIDC Future Enterprise Awardsの受賞概要は以下の通りです。
Best in Artificial and Generative Intelligence | 伊藤忠商事株式会社「国内初の「統合型AI制御」が切り拓く、伊藤忠の系統用蓄電池ビジネス」
伊藤忠商事は、同社のデジタル施策ロードマップに沿ってさまざまな施策を行っていますが、2023年以降は生成AIによりそれを加速しています。今回受賞対象となった系統用蓄電池事業においては国内初の統合型AI制御を構築、3つの電力市場をまたぐ入札価格予測と充電量管理を単一のAIプラットフォームで実現し、実物資産投資とAI開発を垂直統合するビジネスモデルを展開しています。この結果、高い予測精度、落札率、収益性を達成し、東京都との官民連携ファンドや合弁事業など大規模投資を呼び込むエコシステムも構築しました。
国内におけるIDC Future Enterprise Awards受賞企業の授賞式は、2026年10月15日に開催する「IDC AI and Autonomy Forum Japan 2026」内で行います。このイベントでは“AIエージェントの戦力化による、AI駆動型組織(AI-Fueled Organization)への進化”をテーマに、エージェントが経営/事業/ITの各領域でどのように自律性とイノベーションを実現するのかを多角的に議論します。IDCアナリストによる最新の市場動向や技術トレンドの解説と提言に加え、主要ベンダー様/サービスプロバイダー様によるソリューション提案を通じて、AIエージェントを組織の成長エンジンとして最適に活用・統合するための具体的なアプローチやヒントを提示します。
(ご参考)「IDC AI and Autonomy Forum Japan 2026」イベントWebサイト
なお、各国の受賞者は、後述のアジア太平洋地域のイベントでも公表されます。
伊藤忠商事様は、アジア太平洋地域の受賞企業を決めるステージに進出されます。アジア太平洋地域の審査チームは、IDCの全世界のアナリスト、業界のリーダー、学術界のメンバーで構成され、最終的にアジア太平洋地域におけるIDC Future Enterprise Awards 2026の最優秀企業が決定します。地域の最優秀受賞者は、2026年11月12日にシンガポールで開催される「AI & Data Summit ASEAN 2026」で発表されます。
(ご参考)「IDC Technology Symposium & Awards」イベント Web サイト
「アジア太平洋地域の企業もAIを使った先進的なビジネスモデルを作ろうと競争を繰り広げています。昨年の関西電力様に続き、今回日本の受賞企業である伊藤忠商事様が、アジア太平洋地域全体においても高く評価されることを期待しております」と、寄藤は述べています。
IDCについて
International Data Corporation(IDC)は、AI経済におけるテクノロジー・インテリジェンスの基盤です。60年以上にわたり調査およびデータ提供のグローバルリーダーとして、IDCの専門アナリスト、独自のデータセット、そして厳格な調査手法は、重要な事業戦略やIT投資の意思決定を支えるものとして、企業およびITリーダーから信頼されています。今日では、その知見がIDC Quantaを通じて日々の業務で利用されるツールやワークフローに組み込まれ、業務をより的確に、チームをより迅速に、そして企業の競争力をさらに高めています。
最新の業界動向や分析については、www.idc.comをご覧いただくか、IDCブログをご購読いただく、またはX、LinkedInでIDCをフォローしてください。