標準データを活用することで 世界で意思統一を図り成長戦略を立案
国内大手ITベンダーが IDC Custom Market Modelを活用して「One Team」の体制を構築し、
新ソリューションを導入しグローバルビジネスの成長を達成しました

背景
国内大手ITベンダーは、ステークホルダーから大きな成長を期待され、グローバルビジネスの拡大が必要であることを認識していました。自社のパーパスに合致した新ブランドと新ソリューションの開発では成果が上げられたものの、海外市場の開拓には苦戦していました。
グローバルで意思統一を図りビジネスを進めるためには、自社が各地域/国で市場シェアを確保できる分野を特定し、適切に戦略を立案し投資を行う必要がありました。
このことから、中期経営/年次計画や役員会/決算向けなどの各イベントに適合し、自社の新ソリューションに沿った市場予測や分析の情報を現実的なコストで提供する市場調査パートナーを必要としていました。
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ソリューション
IDCは、既存のWorldwide Tracker/Black Book/Spending Guideを活用し、ITベンダーの世界戦略に沿ってカスタマイズを加えた、地域別/国別、産業分野別、新ソリューションのオファリング別の詳細な市場予測データ「Custom Market Model」 をITベンダーが必要とするスケジュールに合わせて提供しました。また、主要なアナリストによる市場概況や動向に関するブリーフィングやQ&A、ディスカッションを提供し、理解を深める支援を行いました。
ITベンダーとIDCのプロジェクトチームは、定期的なコミュニケーションを重ねて相互理解を深め、国内でのフォローアップ活動を丁寧に実施し、プロジェクトを円滑に進めることに成功しました。
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成果
ITベンダーは、IDCのカスタマイズされたデータベースを国内を始め海外支社にも展開し、経営層からミドルマネジメント、現場の営業に至るまで、一貫性のある統一データを活用して「One Team」の体制を構築しました。本社の戦略に沿って国ごとにターゲット業種を特定し新ソリューションを展開することでプロスペクトとのエンゲージメントを強化し、グローバルビジネスを拡大し続けています。