
TECH SUPPLIER 2021/12 - Market Perspective - Doc # JPJ47041421
2021年 国内データ流通プラットフォーム市場動向分析: オープン基盤が拓くSociety 5.0の地理空間イノベーション
By: Yoko Ono
税抜価格: ¥540,000
レポートページ数:全25ページ
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Abstract :概要
データ活用における競争の焦点は、サイバー世界から、物理世界を対象とするCPS(Cyber Physical System)へとシフトしつつあり、これを支援するデータ流通プラットフォームが求められている。本調査レポートでは、CPSの実現に不可欠な地理空間データやデジタルツインを包含するデータ流通プラットフォームの動向と、その先行例である建物OS(スマートビルディング基盤)が目指すべき方向性について議論する。
「今後、データ流通プラットフォームで多くのデータが扱われるようになると、ITの非専門家が新しいデータを追加したりデータの処理方法を変更できるといったことが重要になる。API(Application Programming Interface)のオープン化、ローコード/ノーコード、Web規格の採用などによって、技術的なハードルを下げ市場の裾野を広げることに、より多くの関心を向けるべきである」とIDC Japan コミュニケーションズのリサーチマネージャーである小野 陽子は分析している。
Table of Contents:目次
Executive Snapshot
Figure: Executive Snapshot:2021年 国内データ流通プラットフォーム市場動向分析
市場開拓と市場動向
データ活用の焦点のシフト:サイバー世界のみからCPSへ
本調査レポートの概要
地理空間上での活動を分野間データ連携で支援するユースケース
Figure: リアル空間のデジタル化
Table: 地理空間上での活動を分野間データ連携で支援する主なユースケース
空間というプラットフォーム
コンピューターが理解可能な現実世界の表現:構造化されたデータモデルとオントロジー
デジタルツインによる空間認識
「ベース・レジストリ」としての地図データ
イベント駆動のストリームデータ処理
国内におけるデータ流通プラットフォームへの取り組みの動向
欧州を見本に日本独自のデータ流通市場を立ち上げ
「プラットフォームファースト」「オープン」が鍵
重要性が増す官のリーダーシップ
Figure: Project PLATEAUの3Dマップ
Figure: DATA-EXプラットフォーム
各分野のデータ流通プラットフォーム
都市OS
建物OS
コネクテッドカー基盤
MaaS基盤
建物OSの動向 ~スマートビルディングはSociety 5.0の縮図~
建物OS実装の加速
ビッグデータのリアルタイム処理とデジタルツインの実装
Figure: 竹中工務店の建物OS「ビルコミュニケーションシステム」のアーキテクチャ
建物管理プラットフォームから開発プラットフォームへ
初期フェーズでも重要な販売強化とAPIのオープン化
地理空間におけるセンシングとプライバシーのジレンマ
将来の展望
全体最適化の実現 ~ゲームエンジンの応用~
CPSを織り込んだ空間「デザイン」へ
主要プラットフォーマーの取り組み状況
国土交通省都市局:Project PLATEAU(G空間情報センター)
3D都市モデルのオープンデータ
3D化による地理空間情報ユースケースの広がり
公共財としての3D地図をどのように整備し活用すべきか
清水建設:建物OS「DX-Core」
「デジタルゼネコン」の中核技術「DX-Core」
スマートシティへの取り組み
DX-Coreエコシステム構築
竹中工務店:建物OS「ビルコミュニケーションシステム」
長年に渡るスマートビルディングへの挑戦とノウハウ蓄積
オープンな建物OS「ビルコミ」
今後はエコシステムの拡大へ
データ社会推進協議会:DATA-EX
データ活用の民主化によるイノベーションの促進
「コネクタ」を介してDATA-EXプラットフォームにつながる
プラットフォームファースト
Vantiq:イベント駆動型アプリケーション開発実行プラットフォーム「Vantiq」
データ蓄積不要のイベント駆動型アプリケーション開発実行プラットフォーム
スマートシティ、スマートビルディング、エネルギーに注力
実績に基づく認知や理解の向上に期待
HERE Technologies:位置情報プラットフォーム「HERE platform」
位置情報のグローバルベンダー
顧客企業が独自の地図データを作成し販売できるプラットフォーム
地図の3D化と屋内/屋外連携
ITサプライヤーへの提言
参考資料
関連調査
Synopsis
List of Tables (1)
- 地理空間上での活動を分野間データ連携で支援する主なユースケース
List of Figures (5)
- Executive Snapshot:2021年 国内データ流通プラットフォーム市場動向分析
- リアル空間のデジタル化
- Project PLATEAUの3Dマップ
- DATA-EXプラットフォーム
- 竹中工務店の建物OS「ビルコミュニケーションシステム」のアーキテクチャ
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