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Publication date: 16 Oct 2023

ITインフラ投資がデジタルビジネス成功の鍵 ー 国内ITインフラ支出動向調査の分析結果を発表

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Japan, 2023年10月16日 - IT専門調査会社 IDC Japan 株式会社(所在地:東京都千代田区九段北1‐13‐5、代表取締役社長:村橋俊介、Tel代表:03-6897-3812)は、国内ITインフラ支出動向調査の分析結果を発表しました。これによると、ITインフラ投資に期待するビジネス成果は、コスト削減や事業運営の効率化、売上や利益の拡大といった事業拡大に加え、顧客満足度の向上やイノベーションの加速といったデジタルビジネスに直結する項目も重視されていることが明らかとなりました。

デジタルビジネスの成熟度が高い回答者は、ITインフラ投資の優先度が高く、ITインフラのレジリエンシー(変化への対応能力)も備えている傾向があります。ITインフラ投資では、ITインフラのセキュリティや俊敏性の向上、運用管理の自律化に加え、データ分析基盤に対する投資が重視されています。

近年、オンプレミスにおけるハードウェアのas a Serviceモデルのソリューションが拡充しています。今回の調査結果では、ハードウェアのas a Serviceモデルを利用する理由は、使用量に応じた支払い、過大な初期投資の回避、利用とコストの対応関係の明確化が上位となりました。ITコストの最適化に加え、ITインフラコストの説明責任やコスト負担部門の明確化もas a Serviceモデルの利用理由となっていることが分かります。

Generative AI(生成AI)への取り組み拡大はITインフラにも影響を及ぼします。Generative AIの活用によって起こるITインフラの変化では、サイバーセキュリティ脅威への対応、オンプレミスへのワークロードの再配置、ITインフラの複雑性の増大、パブリッククラウドへの移行の加速が上位となりました。

今回の調査は、IDCが2023年9月に、国内企業/組織におけるITインフラ導入の意思決定やITインフラ導入のプロセスに関与する回答者554人を対象に実施した、ITインフラ支出に関するアンケート調査の分析結果に基づいています。IDC Japan株式会社 Infrastructure & Devicesのリサーチマネージャーである宝出 幸久 は、「デジタルビジネスを拡大するためには、ITインフラは優先度の高い投資領域の一つである。Generative AIの活用が進めば、ITインフラがさらに複雑化し、ITインフラの分散化が加速する見込みである。ITインフラ投資においては、データ活用によるイノベーションの実現と、ITインフラの信頼性の向上を両立すると共に、デジタルビジネスを実現するための共通基盤を構築することが重要になる」と分析しています。

今回の発表はIDCが発行したレポート2023 年 国内 IT インフラ支出動向調査: as a Service モデルと Generative AI の影響 にその詳細が報告されています。本レポートでは、2023年9月に実施したITインフラに関するユーザー調査データを基に、ITインフラ支出の動向、オンプレミスハードウェアのas a Serviceモデルの利用動向、Generative AIがITインフラに与える影響、エッジコンピューティングの普及状況、HCI(Hyperconverged Infrastructure)の利用動向を分析しています。

(本レポートの詳細についてはIDC Japan へお問い合わせください)



<参考資料>

ITインフラ投資に期待するビジネス成果

n = 554

Notes:

  • 複数回答(3つまで選択)
  • 20%以上の項目を抜粋


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