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Publication date: 05 Mar 2024

2023年第4四半期および通年の国内携帯電話/スマートフォン市場実績値を発表

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Japan, 2024年3月5日 - IT専門調査会社 IDC Japan 株式会社(所在地:東京都千代田区九段北1‐13‐5、代表取締役社長:村橋俊介、Tel代表:03-6897-3812)は、国内の従来型携帯電話およびスマートフォン端末の2023年第4四半期(10~12月)および2023年通年の出荷台数を発表しました。

2023年第4四半期における、国内市場の従来型携帯電話およびスマートフォン端末の合計出荷台数は、前年同期比3.5%減の830万台となりました。また、スマートフォンの出荷は828万台(前年同期比2.4%減)となりました。2023年はすべての四半期で対前年減という結果でしたが、唯一、2023年第4四半期のみ800万台超の出荷数を記録しました。iPhoneも第3四半期に続き対前年増となるなど、円安によるインフレやキャリアの在庫調整による影響が終息しつつあることがうかがえます。

スマートフォン出荷数を当該四半期のベンダー別で見ると、アップルは446万(シェア55.0%)でトップです。2位は96万台を出荷したシャープ(シェア11.4%)、3位は91万台を出荷したGoogle(同11.0%)、4位は40万台出荷のサムスン(同4.8%)、5位は39万台出荷の京セラ(同4.7%)となりました。

また、2023年通年の合計出荷数は、前年比11.0%減の3,001万台。ベンダー別シェアでは、アップルが1,558万台(シェア51.9%)でトップ、2位は326万台(同10.9%)のシャープ、3位は322万台(同10.7%)のGoogle、4位は188万台(同6.3%)のサムスン、5位は163万台(同5.4%)の京セラ、同位で162万台出荷のLenovo(同5.4%)となりました。

2023年国内スマートフォン市場上位5社の市場シェアおよび前年比成長率

社名

2022年市場シェア

2023年市場シェア

2023年前年比成長率

1. Apple

49.0%

51.9%

-6%

2. Sharp

10.6%

10.9%

-9%

3. Google

1.5%

10.7%

527%

4. Samsung

9.1%

6.3%

-39%

5. Kyocera Group*

5.3%

5.4%

-9%

5. Lenovo*

10.9%

5.4%

-56%

Others

13.6%

9.4%

-39%

Total

100%

100%

-11%

Source: IDC Quarterly Mobile Phone Tracker, 2023Q4

Note:

数値は四捨五入。 

KyoceraとLenovo (FCNTを含む)は5位タイ。

* IDCでは、スマートフォン市場において2つ以上のベンダー間で出荷シェアの差が0.1%以下の場合、統計的に同率と発表している。



Googleは2023年に急速に日本市場でのシェアを伸ばしました。わずかにシャープがGoogleを上回りましたが、Googleは2023年5月まで国内最大キャリアであるドコモの取り扱いベンダーでなかったことを踏まえると、この勢いが続けば2024年は国内市場でアップルに次ぐシェアを占めるベンダーになる可能性が高いです。2023年はGoogleが急成長を果たした一方で、FCNTが民事再生を申請し、京セラがコンシューマー向けデバイスからの撤退を発表しました。また、ソニーやサムスンはそれぞれ対前年で100万台以上の出荷数を減らし、国内でのシェアを落としました。そのような状況の中、主要ベンダーのシャープとアップルは安定した地位を保持しました。シャープはGoogleが主力とする製品群とは異なったセグメントで製品を展開しており、独自の顧客層を抱えています。アップルは、出荷数は2022年比で減少しましたが、シェアを約3ポイント伸ばしました。GoogleがiPhoneからの切り替えを促す魅力的なプランを消費者に提示していましたが、Googleに切り替えたユーザーは少なかったようです。

「世界的に見ても、日本はローカルベンダーが非常に強い市場だった。しかし、スマートフォン市場の競争が激化する中で、折り畳み式スマートフォンやAIスマートフォンなど、徐々に製品の開発力や競争力においてグローバルベンダーに対抗できなくなってきている。2024年は急成長を果たしたGoogle以外にも、FCNTを傘下に収めたLenovoや、Xiaomiなどのグローバルベンダーが国内市場でのプレゼンスを高める年になるとともに、ローカルベンダーは国内市場においての自らのポジションを確認することを迫られる年になるだろう」とIDC Japan株式会社 Consumer Devicesのマーケットアナリストである井辺将史 はコメントしています。

今回の発表はIDCが発行した「Worldwide Quarterly Mobile Phone Tracker 2023Q4 」にその詳細が報告されています。

(本製品の詳細についてはIDC Japan へお問い合わせください)



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