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Publication date: 21 Mar 2024

2024年の国内ビッグデータ/アナリティクス市場は2兆749億円を予測 ~IDC Worldwide Big Data and Analytics Spending Guideを発行~

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Japan, 2024年3月21日 - IT専門調査会社 IDC Japan 株式会社(所在地:東京都千代田区九段北1‐13‐5、代表取締役社長:村橋俊介、Tel代表:03-6897-3812)は、最新のビッグデータ/アナリティクス市場におけるテクノロジー/産業分野/企業規模別の予測を発表しました。

IDCでは、データ管理、データ分析に関わる市場をビッグデータ/アナリティクス市場として、テクノロジー分野(ハードウェア/ソフトウェア/サービス)について26の産業分野、5の企業規模に対して、国内市場を含むグローバルな支出額分析を「IDC Worldwide Big Data and Analytics Spending Guide 」として提供しています。2024年3月に発行した本製品では、同市場のグローバル市場支出額は2024年に前年比16.2%増の3,378億米ドル、2022年~2027年の年間平均成長率(CAGR:Compound Annual Growth Rate)は15.8%で成長し2027年に5,278億ドルに達すると予測しています。また国内市場の支出額では、2024年は前年比14.8%増の2兆749億円になると予測しています。

2023年の国内ビッグデータ/アナリティクス市場は、企業のビジネスの可視化需要によるビジネスインテリジェンス(BI)市場の継続的拡大、データ活用環境整備に即した構造化データウェアハウス/非構造化データストアや、AI利用のためのAIソフトウェアプラットフォーム市場がソフトウェア、ハードウェア、サービスの各テクノロジー分野で成長しました。2024年以降は、生成AI/予測型AI利用の拡大とこれに伴うデータ需要の増加を予測しており、AI基盤モデルを提供するAIソフトウェアプラットフォーム市場や、生成AI適用分野と予測されるコンテンツ分析市場、検索システム市場などで高い成長が見込まれます。またAIの学習データのためのデータウェアハウス/非構造化データストアも高い成長を予測しています。

上記のような背景で、IDCでは国内ビッグデータ/アナリティクス市場支出額は2022年~2027年のCAGRは14.3%で成長し、2027年に3兆541億円に達すると予測しています。

IDC Japan株式会社 Software/Service Solutions グループディレクターである眞鍋 敬 は「サステナブルなデジタルビジネスを拡大するためにはデータ分析が必須条件であり、特にビジネスに生成AI/予測型AIの活用を期待する企業は、従来以上のデータ量とデータバラエティの集積が必要になる。この実現のためには、従来の業務データばかりでなくIoTやコンテンツなどの非構造化データを統合的に扱うデータプラットフォームの整備が必要になるだろう。しかし、データ収集を目的とするのではなく、ビジネスアクションに繋げるためのデータ整備を目的とすることが重要になる」と述べています。

今回の発表はIDCが2024年3月に発行した「IDC Worldwide Big Data and Analytics Spending Guide 」にその詳細が報告されています。本製品は日本を含むグローバルな9つの地域におけるビッグデータ/アナリティクス市場におけるテクノロジー分野/産業分野/従業員規模セグメント別の2022年~2027年の支出額実績および予測を提供しています。

(本製品の詳細についてはIDC Japan へお問い合わせください)



<参考資料>

国内ビッグデータ/アナリティクス市場 ユーザー支出額予測:産業分野セクター別、2022年の実績と2023年~

2027年の予測(十億円)



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