国内ITインフラ市場(2025年の振り返り)
AIインフラ
2025年もAIインフラ投資が主役となりました。2024年に引き続きハイパースケーラーやサービスプロバイダーによる投資が中心ですが、研究機関や一般企業によるAIインフラ投資も徐々に拡大しています。
AIインフラは国内外の動向が一般ニュースに取り上げられるほど注目度が高く、2025年は講演でもAIインフラ関連のテーマが多くなりました。エージェンティックAIなどAI活用が進むにつれてAIインフラ投資への関心が高まってきますので、2026年も引き続き国内ITインフラ市場の注目テーマになるとみています。
仮想化&HCI
2024年から市場が流動的になっていますが、利用企業ごとに方向性が定まりつつあります。仮想化環境の移行を決めた企業では検証や移行作業が本格化してきました。2026年はこうした動きがさらに顕著になりそうです。
マネージドサービス
2025年はマネージドサービスやITインフラ運用の調査に注力しました。複数のレポートを発行しましたが、特にマネージドクラウドサービス領域でベンダー評価レポートを発行できたことは大きな取り組みでした。
クラウド移行は、ユーザー企業・ベンダー双方にとって関係性を見直す機会になっています。
調査にご協力いただいた皆様にはこの場を借りて御礼申し上げます。
FutureScape(今後5年間の予測)
IDCでは毎年、各調査領域でFutureScape(今後5年間の10項目の予測)を発行しています。デジタルインフラ戦略では、AIインフラ関連と、ITインフラへのエージェンティックAI適用に関する項目が中心です。
AIの影響は、コンピュート、データセンター、データロジスティクス、ネットワーク、コンテナ化、エッジ、プライベートデジタルインフラへの再投資など幅広い領域で強まります。
2026年に向けて
デジタルインフラ戦略の調査を主導して3年が経ちました。複数の領域を担当するアナリストと連携しながら調査を拡充してきましたが、2025年はさらに幅が広がった年でした。
2026年は新たな挑戦が始まる1年になりそうです。引き続き、AIインフラ、仮想化、インフラモダナイゼーションなどITインフラ分野の調査に取り組みます。そして、GPUクラウドなどを含む、Accelerated Compute as a Serviceの分野もMarketScapeを実施予定です。
2025年もご支援ありがとうございました。2026年もどうぞよろしくお願いいたします。