近年、企業におけるクラウド利用の拡大、リモートワークの定着、そしてゼロトラストセキュリティへのシフトが進む中、SD-WANの導入が加速しています。IDCでは、これらの要因が市場成長を後押しし、国内SD-WAN市場は2024年の173億円から年間平均成長率9.9%で推移し、2029年には277億円に達すると予測しています。

特に注目されるのは、ゼロトラストセキュリティの中核を担うSASE(Secure Access Service Edge)の普及です。SASEは、ネットワークとセキュリティを統合した新たなアーキテクチャとして、企業のネットワーク設計に大きな変革をもたらしています。今後、働き方改革やデジタルトランスフォーメーション(DX)の進展と共に、さらに重要性を増すとIDCでは見ています。
また、企業は単なるSASE/SD-WANの導入に留まらず、セキュリティ対策全体の見直しやグローバルレベルでの統制強化、インシデント対応を契機としたセキュリティ高度化など、より包括的な取り組みを進めています。これに伴い、セキュリティ関連案件の規模も拡大傾向にあります。
IDC Japan株式会社 Infrastructure & Devices リサーチマネージャーの小野 陽子は、 「大企業層では、ネットワークとセキュリティの在り方の見直しや、事業に合わせた設計変更のために、コンサルティングやカスタマイズ、変更支援を必要とする企業が増加している。ベンダーには、こうしたニーズに応えるための体制拡充が求められている」と述べています。
今回の市場予測はIDCが発行した「国内SD-WAN市場予測、2025年~2029年」(JPJ52161925)にその詳細が報告されています。また、「2025年 国内ゼロトラストエンタープライズネットワーク市場動向分析(JPJ53026725)では、国内におけるSASE/SD-WAN市場の動向を分析しています。(レポートの詳細についてはIDC Japan へお問い合わせください)
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